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編集長の名にかけて? 生麦で「5人前デカ盛り土鍋ラーメン」にチャレンジ!

ココがキニナル!

岸谷に2号店をオープンした蔦重さん。デカ盛りチャレンジ2000円はいつも売り切れですが、いつ始めて、どれくらいの量なの?/二号店は家系でした。違う味を提供する理由は?(マクドさん)

はまれぽ調査結果!

土鍋に入った家系ラーメン5人前総重量約3.2kgのラーメンの完食結果は本文参照。2号店を家系専門店にしたのは以前からの念願

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ライター:はまれぽ編集部

はまれぽ.comは2016年11月1日で6周年を迎える。これまで「体を張って徹底検証」をテーマに数々の挑戦をしてきた。

一般人にもかかわらず食べきれない量のチャレンジメニューがあると聞きつけては、果敢に挑む。しかし、その勝率たるや2割。情けなし。
 


僕は食いしん坊なんです、大食いじゃないんです、ごめんなさい

 
過去を振り返り「勝率を上げろ!」「だらしない!」と怒り狂う編集長・吉田。見計らったように、投稿を発見し、こう言い放った。
 


「蔦重(つたじゅう)」でデカ盛りチャレンジだ! 小島!

 
・・・この期に及んでなお人に命じ、高笑いしながら「オレ最近はロカボ食中心だから」とおやつに低糖質のパンを買いに行ってしまった。

いくら低糖質食を選んでも、おやつにコンビニパン文化がある人は痩せないと思います。



生麦事件



さて、向かう先は京急線・生麦駅。
 


開かずの踏切を眼下に歩道橋を越え

 
今回投稿のあった「蔦重(つたじゅう)2号店」は生麦駅より徒歩10分ほど。閑静な住宅街のなかにある。
 


あんた、これからデカ盛り食うのに何で余裕なの

 
以前小島は吉田の指令により、1号店でしこたまラーメンを食べた。二郎系と家系のハイブリッドのラーメンを提供する1号店のメニューは美味いが、山盛りの具材が乗ったラーメンを2杯食べるという行為は、凡人のキャパシティーを越えるものだった。
 


むん・・・

 
じつはこの取材後、小島には、記事に書けないあんなことやこんなことが起こった。赤恥青恥で、もう二度と経験したくないことだ。だから、こう、心に決めたそうだ。

「今回は毛むくじゃらの心臓をした編集長に食べてもらいます」



編集長・吉田の「はじめて」


 


決戦の地へ到着


カウンター5席、テーブル席4×2で計13席。以前は居酒屋だった


券売機の上には・・・


土鍋

 
まずは、めでたく2号店を出店したオーナーの角田隼人(つのだ・はやと)さんに2号店オープンの経緯と、奇天烈に設置された土鍋の正体を伺おう。
 


かゆいところに手が届くサービスを心掛けています

 
2016(平成28)年5月1日に、いつか地元・岸谷に「家系ラーメン」に特化した店を出したい、という念願をかなえた角田さん。実は2号店は、1号店と屋号が違うのだ。
 


家系だから、麺「家」蔦重

 
投稿にあった「チャレンジメニュー」のルールは制限時間30分で、成功すると賞金3000円。ラーメンが2000円なので、実質1000円のキャッシュバックだ。

始めたきっかけは「僕が“デカ盛り好き”だから。10年ほど前は関東各所のチャレンジメニューを食べ歩き、ギョーザ100個を完食したこともあります。あ、投稿された方がいつも売り切れ、と言っているのはおそらく、はじめたばかりのころだったのかもしれませんね。実はチャレンジメニューを始めようと思ったのはいいものの、器がなくて・・・。今は常に用意しています」とのこと。
 


「すり鉢とか大盛りのどんぶりとか、普通だとつまんない」と思った

 
5人前という分量にしたのは「10人前だと無理そうだけど5人前だと“いけそう”だと思ってもらえるかな、と考えた」とドSな発想から。ちなみに普通の家系ラーメン店の麺の量は1玉150グラムだけど、同店は180グラムと多めなんだそう。ちなみにこれは、ゆでる前の麺の重さ。ゆでたらもっと重くなるのでは。恐ろしや・・・。しかも完食の条件は「スープまで完飲」。ちょっと変態ですよ、角田さん!

今までの戦歴は「お店の8戦8勝」で、チャレンジしているのは体格のよい体育会系男子学生。今まで一番健闘した猛者は麺のみ完食、という結果だったそう。うーん、どうなることやら。

この時、小島に「1杯だけラーメンを食べましょうよ」と誘われた吉田は、ブルンブルンとおなかをゆらしながら、生麦駅から猛ダッシュしていた。
 


腕時計はないが腹時計で時間が分かる能力の持ち主

 
ロカボ食に飽きたのか「家系ラーメン! 食べる!」という吉田。それをせせら笑うがごとく、小島は食券を購入。
 


チャレンジメニューは向かいの席にお願いしまっす!!


普通の~「らーめん」はあ~僕の席へお願いしまあ~す

 
「5人前+1人前で、“6”周年。縁起がいいでしょ」、そう小島は角田さんに自慢する。
 


おまっとさんです! ラーメンは? できたて食べたい!!

 
鼻息荒く店に突進してきた吉田。同時に厨房からよい香りがしてくる。
 


すげえ量だな、小島、お前これ食べきれるのか

 
角田さんに根回し済みの小島は冷静な表情だが、「ジャバア」という音をたて土鍋に滝のように流れ込むスープを見て固唾を飲む。
 


地元の女性・ファミリー層が来店するため、さらっと食べやすい乳化系スープ


麺は中太麺より少し太め


わし


化学調味料無添加だというチャーシューは一晩つけ、その後一晩ねかされたもの


めんが2倍の重さになると仮定し・・・総量約3.2kgのラーメンがドドン

 
と、吉田の席の目の前にラーメンが着丼・・・ではなく着鍋。

店内に「オレかよ!」という声が響き渡る。
 


オレは編集長なんだぞ

 
吉田は「誰だと思ってるんだ!」「編集長だぞ!」という謎のセリフをさんざん連発したあげく、ラーメンの湯気と香りの誘惑に負けたのか、じっと鍋を見つめた。