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鶴見区に存在すると噂される、「鶴見系」と呼ばれるそば・うどんを現地調査!

ココがキニナル!

鶴見系と呼ばれるそば・うどんがあると聞きました。調べてみてください(JUNJIさん)

はまれぽ調査結果!

鶴見系そばと呼ばれる「ごん兵衛」と「松の屋」に突撃。関西出汁と白身魚フライがキーワードとの説もあるが、真相はわからなかった

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ライター:カメイアコ

「立ち食いそばが好きって言っていましたよね。じゃあ鶴見系そばって知っていますか?」と編集部・オビナタから連絡があった。

それって鶴見ならではの特徴を持った立ち食いそばが存在するってこと? と思い調べてみると以下のことが分かった。

鶴見系とは、
・関西風の透き通るような出汁(昆布出汁)
・トッピングに白身魚フライを置いている
ということが主なポイントらしい。ほかにもいろいろと情報が交錯していたが、共通するのはこの2点であった。

ちなみに、坂崎仁紀著の『ちょっとそばでも 大衆そば・立ち食いそばの系譜』では、以前はまれぽでも取材したことがある「うぃーん」についても鶴見系である旨が記されていた。が、写真を見る限り出汁の色が濃く関東系に見えるので、鶴見系って何だろうとますます混乱。



鶴見系総本山と呼ばれる「ごん兵衛」へ



鶴見系に関して情報を寄せる方々から、必ず名前が出てきたのは「ごん兵衛」である。川崎臨港バス「池の下」バス停から徒歩1分、または東急東横線大倉山駅から徒歩32分(!)という、決して恵まれた立地とはいえないが、午前6時30分の開店からお客さんが続々とのれんをくぐる人気店だ。
 


佇まいからも、期待大

 
同店が「鶴見系総本山」との呼び声が高いので、絶対にここは取材をしなければ! と思い、事前に電話を入れていたのだが取材NGを言い渡されていた。しかしここを紹介しないことには、鶴見系は始はじまらないわけで・・・来ちゃったというわけ。
 


専用駐車場完備

 
厨房に顔を出し、かきあげを黙々と揚げる店主に「取材させてほしい」と直談判するも、「そういうのは結構です!」ときっぱり告げられてしまう。写真だけでもなんとか・・・と言うと、料理の写真のみならとOKが出た。
 


そば・うどんは190円、白身魚フライは100円

 
今、21世紀だよね。と思わず口をついて出たほど安い。白身魚をつけても290円という驚異的な価格設定だ。
 


編集部・オビナタは天ぷらそば(240円)をチョイス

 
この取材ために朝食を抜いてきたカメイと、そばを美味しく食べるために二日酔いで挑んだ編集部・オビナタ。どちらもコンディションは抜群である。

出汁は透き通っていて、塩気が強く、昆布だし系。輪切りのネギがごろごろ入っているので、それが良いアクセントになる。そばはソフト麺で、のど越しを感じるというよりは、舌でほどけるようなふやっとした柔らかさだ。しかも、この出汁に白身魚フライが合うし、そばとの相性も良い。食事と言うよりは、「おやつ」感があって、病みつきになる味だった。



食べ終えたお客さんに鶴見系について聞いてみた
 


はまれぽインタビュー2回目という大学生の男性

 
「朝の早い時間から営業しているので、部活の遠征前とかによく食べますよ。他店のことや鶴見系のことはわかりませんが、安いし、美味しいし、なんか食べたくなる味です」とのこと。
 


雨天だから建設現場がお休みだったというお父さん

 
「安いし、うまいし、若い職人を連れてよく来るよ。全員におごってもたいした額じゃないし、気軽に誘えるよね。すぐ食べて、すぐ現場に戻れるのが立ち食いの魅力だよ」

ちなみに鶴見系そばというワードを聞いたことがあるかという問いには、「いやぁ、分からないねぇ。この辺は関東出汁が一般的だから。予想だけど、出汁は粉末のものを使っているんじゃないかな。麺は川崎にある大門ソフトメン工場のものを使っていると聞いたことがあるよ」と教えてくださった。