19年ぶりの日本一へ! 横浜DeNAベイスターズ本拠地開幕戦の様子をレポート!
ココがキニナル!
ハマスタ開幕が4月4日です。今年はどんな開幕式になるか楽しみです。でもチケットは即売で手に入りませんでした。是非調査お願いします。(fire_jiさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
リオデジャネイロ五輪の閉会式も手掛けた演出家の花火や秦基博さんの歌、筒香選手の「一球入魂式」など大盛り上がり。試合は惜敗
ライター:田中 大輔
横浜公園の花もほころび、球団旗が春風にはためく。
春らしい穏やかな暖かさに包まれた2017(平成29)年4月4日、横浜DeNAベイスターズが本拠地・横浜スタジアムで、新たな船出を告げる汽笛を轟かせた。
いよいよ横浜でシーズンが始まる!
昨季、セ・リーグ3位に入り、球団史上初となるクライマックス・シリーズ(CS)出場という大きな夢を果たしたDeNAベイスターズのホーム開幕戦。
次なる夢、1998(平成10)年以来の優勝に向けて、読売ジャイアンツを相手に横浜での2017年シーズンが幕を開けた。
ベテランから若手まで、ファン勢ぞろい
DeNAベイスターズは今やすっかり人気球団となり、チケットを取るのも一苦労という状況。チケットが取れず、ちょっと悔しいテレビ観戦となったファンも少なくなかっただろう。
新しいシーズンの船出ともなるこの日も、満員御礼2万8966人の入場者数。
平日開催にもかかわらず、試合前から長蛇の列
その中には、「球団が川崎にいたころからですよ」と40年近くファンを続けているという男性の姿も。この日も往年のエース、遠藤一彦(えんどう・かずひこ)さんのユニホームを着て奥さんとハマスタへ。
奥さんは元々ジャイアンツファンだったそうだが、ハマスタの開放感やDeNAベイスターズファンの熱心な応援に魅かれて“改宗”。晴れて、ご夫婦でベイファンとなったそうだ。
ベテランファンのしんさん(右)と奥さんのなおみさん
今季は「CS出場は最低限。今度はぜひハマスタでやりたい!」と期待を口にするが、酸いも甘いも味わったベテランファンは、「広島カープに次いで2位でしょう」と冷静な分析も。
ベテランファンがいる一方で、若いファンも熱を帯びている。この春から高校2年生になるという3人組の女の子たちは、2人は横浜ファンで、1人は巨人ファンという取り合わせ。
それぞれの家族に影響を受けて各チームのファンになったそうだが、16歳にして5年以上のファン歴を誇る“エリート”だ。
場内では席が別れるという(左から)なつみさん、あかねさん、ひなこさん
ジャイアンツファンのあかねさんが、WBCで大活躍した小林誠司(こばやし・せいじ)選手の引き続きの頑張りを期待する一方、ベイファンの2人に話を振ると、「中継ぎの投手陣に頑張ってほしいです」と女子高生らしからぬ、ツウな答え。
「誰ということではなく、(ブルペンの)みんなに」とリリーフ陣にエールを送っていた。
秦基博、熱唱!
午後6時30分のプレーボールを前に、午後6時からは開幕セレモニーが催された。昨年は白馬が登場してファンたちの度肝を抜いた演出だったが、果たして今年はどうなるのか。
昨年は、まさかのウマ!
まだ少し明るさの残る中だったが、定刻を迎え照明がすべて落とされると、セレモニーの始まり。
センター後方の大型ビジョンに、球団公式ドキュメンタリー『FOR REAL』の映像が流され、スタンドのファンたちも開幕を改めて感じ始めている様子。
待ちに待った『OPENING SERIES 2017』の幕開けだ
1分30秒ほどの映像が終わり、ファンがグラウンドに視線を戻すと、そこにはギターを携えた歌手・秦基博(はた・もとひろ)さんの姿が。
マウンドの前でマイクを握った秦さん
青葉区で育ち、自身もかつては野球少年だったという秦さんは、『FOR REAL』の主題歌でもある『青』を弾き語りで披露。
タイトルの通り青い光に照らされながらの熱唱で、スタジアム中の視線を独占した。
青いライトが横浜らしい雰囲気を醸し出す
イベント後、記者陣に囲まれた秦さんは、「雰囲気がすごく良かった。昼と夜の間のいい時間帯で、気持ちよく歌えました」と話し、「マウンドに向かって歩いているときは、胸が高鳴りました」と嬉しそうに続けた。
秦さんのパフォーマンスに続いては、リオデジャネイロ五輪の閉会式で花火演出を手掛けた池端信宏(いけはた・のぶひろ)さんプロデュースの花火ショー。
今季のチームスローガン「THIS IS MY ERA.」と花火の共演
ハマスタではおなじみとなった光と花火の演出で、グラウンドは華やかで幻想的な雰囲気に包まれていた。
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