19年ぶりの日本一へ! 横浜DeNAベイスターズ本拠地開幕戦の様子をレポート!
ココがキニナル!
ハマスタ開幕が4月4日です。今年はどんな開幕式になるか楽しみです。でもチケットは即売で手に入りませんでした。是非調査お願いします。(fire_jiさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
リオデジャネイロ五輪の閉会式も手掛けた演出家の花火や秦基博さんの歌、筒香選手の「一球入魂式」など大盛り上がり。試合は惜敗
ライター:田中 大輔
2つの大きな球が登場
さて、スペシャルゲストたちの後は、ハマスタの本来の主役たちの登場だ。昨年はウマに先導された選手たちだが、今年はセンター後方にしつらえられた大きな球体から続々とグラウンドへ。
この大きな球の中から選手たちが続々と
花火に彩られた選手たちがポジションごとに1人ずつ登場し、セカンドベース後方でピンスポットを浴びるという派手な演出。
主力選手たちが意気込みを語る映像とともに・・・
山﨑康晃(やまさき・やすあき)投手や
桑原将志(くわはら・まさゆき)選手が思いを語る
両サイドで噴き出す花火の間を選手が駆け抜ける
(写真は嶺井博希〈みねい・ひろき〉選手)
チームの主力選手である筒香嘉智(つつごう・よしとも)選手や梶谷隆幸(かじたに・たかゆき)選手、山﨑投手の登場シーンに一際大きな声援が飛んだのはもちろんのこと、ドラフト9位入団ながらキャンプ、オープン戦と結果を出し続けた佐野恵太(さの・けいた)選手にも、主力勢に負けないほどの歓声が送られていたのが印象的だった。
一躍大注目の選手にのし上がった佐野選手の入場シーン
ピンスポットに照らされた、新戦力のスペンサー・パットン投手
昨季に続いて今シーズンもチームの指揮を取るアレックス・ラミレス監督は一塁側ダグアウトから登場し、こちらにもやんやの歓声。
主役がグラウンドに姿を現し、いよいよ本拠地開幕戦に向けてボルテージも最高潮だ。そんな中で、この日のセレモニーの目玉は、始球式ならぬ、始“打”式(?)だ。
実は、開幕セレモニーの定番である有名人による始球式は、ハマスタ開幕戦では2014(平成26)年を最後に行われていない。
最後の始球式はデーブ・スペクターさん
今年も始球式はなし。これも、横浜DeNAベイスターズらしさの表れなのかもしれない。
今回行われたのは、センターから放たれたおよそ2.5メートルの巨大ボールを、キャプテン・筒香選手が撃ち抜くというもの。
インパクトの瞬間。巨大なボールをハマの主砲が撃ち抜く
左のバッターボックスに立った筒香選手が巨大ボールをジャストミートすると、大きなボールが割れ、中からたくさんの青い風船が。
ボールの中から風船が。我ながらよく撮れた1枚
夜空へと舞い上がる風船にスタンドはワッと沸き、このセレモニーで一番の盛り上がりを見せた。
この演出が開幕セレモニーの締めとなり、いよいよハマスタはプレーボールの瞬間へと場面を移していった。
取材を終えて
試合の方は終盤まで一点を争う接戦だったが、7回途中、ここまで好投を見せていた先発・今永昇太(いまなが・しょうた)投手が左脚を痛めて緊急降板。続く8回に4失点を喫し、本拠地開幕戦は悔しい黒星発進となってしまった。
まぁ、本拠地開幕戦に勝った場合は「大事な試合を取った!」とはしゃぎ、負けたら「143分の1だし」と嘯けばいいだけのことだ。
長い長いシーズンはまだ始まったばかり。
いつもよりちょっとだけ長く、DeNAベイスターズの野球を見られた2016年。今年はさらにもうちょっと長く野球を見られることを願いながら、熱い熱い声援を送っていこう。
今年も横浜に球春が訪れた。
―終わり―