みなとみらい2丁目はどこにどんな人が住んでいるの?【前編】
ココがキニナル!
ランドマークのあるみなとみらい2丁目の人口が、今年の6月、0人から11人になったけど、どこにどんな人が住んでるの?マンション群があるのは4-5丁目だし…(まつどんさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
居住施設はないので、実際には人は住んでいない“はず”。過去には41人なんていう時もあったが、これも住民票のからくりのせい!
ライター:吉岡 まちこ
みなとみらい2丁目のエリアをまず確認
まず、みなとみらい2丁目の範囲はどこなのか? 町の地図で確認してみよう。
青い線で囲んだところが「西区みなとみらい2丁目」だ
日本丸メモリアルパーク、ランドマークタワー、ランドマークプラザ、横浜ロイヤルパークホテル、クイーンズイースト、パンパシフィック横浜ベイホテル東急、クイーンズスクエア、コスモワールドの遊具、横浜みなとみらいホール……どこに人が住めるのだろう?
これらの建物が2丁目
上の写真の右側のつづき。コスモワールドの一部もみなとみらい2丁目だ
人口の表を見ていると、いろいろ妙なことに気づく
横浜市のポータルサイトを見ると、その区の各町各丁目ごとの人口がわかる。
横浜市統計ポータルサイト 西区町別世帯と人口
(http://www.city.yokohama.lg.jp/ex/stat/jinko/cho/new/nishi.html)
これによると、みなとみらい2丁目の今年9月の人口は、8世帯・11人(男性8人/女性3人)。ちなみに前月8月は10世帯・16人(男性10人/女性6人)。
人が住んでいないはずのエリアなのに、ちょこちょこと、時には大胆に変動がみられる。
すぐに「あれ?」と思うのは、この「0」と「×」。
違いは何?
みなとみらい三丁目の「×」と六丁目の「0」の違いは?
この統計表を作成している横浜市政策局総務部の統計情報課に電話で聞いたところ、平成16年から秘匿の基準が変わったとかで、統計に「×」表記を使うという。
「0」の時は実際に人口が0人ですが、「×」印で表記している時は、住んでいる人が1世帯や1人だけのため、どの人か特定されてしまう場合と、町の全体数から引き算で類推できてしまう場合です。どういう時に人口を隠すかの決まりは色々あるのですが、お伝えすることはできません」という、答え。
でもみなとみらい2丁目は過去にも「0」になることは、なかなかない。常に誰かしらが、住んでいるようだ。
ポータルサイトでは、平成10年からの人口の推移を知ることができる。みなとみらい2丁目の人口をグラフにしてみた。
みなとみらい2丁目の人口の推移。グラフで抜けている箇所は「×」印の時だ
「×」の箇所があまりに多いし、平成17年4月の41人の翌月がいきなり「×」であるなど、逆になんだかすごく胡散臭さプンプンだ。
統計情報課のかたは「どこかに住んでいるんでしょうね。こちらでは数字だけをもらってデータ化しているので、居住地までは把握していませんし、それ以上のことはわかりません」とのこと。どこかってどこなんだ…。
そもそも人口とは、各区に提出された住民票をもとに作成された住民基本台帳をそのまま数字にしたものだそうだ。
ということは、みなとみらい2丁目の住所を書いて住民票を提出した人が、これだけいるということなのだ!
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