11月9日19時半ごろ、中区吉田町の認可外保育施設「24時間なかよし保育にこにこランド」の女性経営者（34）が、生後3か月の女の子がうつぶせの状態で呼吸していないことに気づき、119番通報した。

乳児は心肺停止状態で病院へ搬送されたが、およそ1時間半後に死亡。なお、当時は0歳から4歳までの乳幼児9人を預かり、女性経営者が一人で世話をしていたようだ。
　

　
亡くなった女の子は、同日母親（30）によって同施設に預けられた。一時保育で、今回が3度目の利用だったという。18時半ごろ、女の子が泣きだしたため、女性経営者はバスタオルを敷いたベビーベッドにうつぶせの状態で寝かせた。

女性は同19時ごろに女児が寝息を立てているのを確認したが、約30分後にぐったりして息をしていないことに気付いた。なお、女児に外傷はないという。

同署は業務上過失致死の疑いもあるとみて死因を調べるとともに、関係者から事情を聴いている。

ひっそりと静まりかえる同施設周辺

現状を確認すべく、中区吉田町にある「24時間なかよし保育にこにこランド」へ直撃した。事件発生から一夜明けた11月10日現在（時刻は13時30分）、報道関係者もなくひっそりと時間が流れている。

　

ここで小さな灯が消えてしまった

ドアには鍵がかかり、カーテンが閉められ内観は確認できない。
また、ドアには横10cm×縦4cmくらいの小さな紙切れに

「処事情により、申し訳ございませんが閉園させていただきます。ニコニコランド　2011.11.10」

と記述されているのみ。

　

昨日の今日で閉園となっている

　

同施設の前には乗り手がなくなった三輪車やベビーカーがそのままの状態で放置されている。

　

どこか哀愁を感じる

　

また、ドア付近には使い終わった紙おむつなどが入ったビニール袋が置いてあった。
後で処分しようと思った矢先に、今回の事件が起きたのだろうか。

　

使用後の紙おむつなどが入ったビニール袋