鶴見川漕艇場ってどんなところ?
ココがキニナル!
鶴見川で時々カヌーの練習風景を見ます。森永工場の鶴見川対岸に鶴見川漕艇場がありますが、施設のこと、利用者のこと等、詳しく知りたいです。(ほるんさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
鶴見川選定場は全国でも珍しく一般の人が利用できる場所だった。趣味を楽しむために利用する人が多く、小学生から70歳代の利用者がいる。
ライター:ワカバヤシヒロアキ
	都心を代表とする港町、横浜。
	
	市内を流れる川にプレジャーボートが係留しているなど、何かと船を見かける機会は多い。
	ただ、競技用のカヌーやボートとなれば話は別だ。
	
	ボートは学校の体育で習うようなものではなく、一般には馴染みの薄い競技だからだろうか。
	どうしても敷居の高いイメージがある。
	 
	
	
	鶴見川に架かる森永橋からの風景
	
	ボートやカヌーを行う人はどんな人なのだろうか。また、漕艇場とはどんな施設なのだろうか。
	投稿をいただいた鶴見川漕艇場に向かい、取材を行った。
	
	
	
	漕艇場ってどんなところ?
	
	JR鶴見駅から徒歩20分ほどの場所に、鶴見川漕艇場はあった。
	鶴見川沿いに位置していることもあり、非常に静かな場所だ。
	 
	
	
	鶴見川漕艇場
	
	ここは、財団法人横浜市体育協会が運営する施設で、46艇もの船を取り揃えている。
	
	正面にある倉庫(ドック)にボートやカヌーが収容されており、それぞれ規定の料金に応じて2時間単位で貸与されている。
	 
	
	
	川向こうには森永製菓の工場が見える
	
	施設の2階には、更衣室やロッカー、会議室が備わっており、クラブハウスとしての機能を果たしていた。
	 
	
	
	更衣室や会議室のある2階の廊下
	
	レストランやお風呂が付いているような豪華な施設ではないが、必要最低限の設備は備わっている。
	ここからは、スタッフの方々に詳細の内容を聞いて行くことにする。
	
	
	
	利用方法は?
	
	今回、ご案内をいただいたのはスタッフの品川さんと岡井さん。
	 
	
	
	左:品川さん、右:岡井さん
	
	お二方とも、元々この漕艇場の利用者だったそうだが、定年の後に勤務する側になったという。
	
	若い頃からボート競技を行うこの道のベテランで、特に岡井さんに関しては数々のレースで上位入賞するほどの達人。
	
	そんな船の専門家が管理してくれているので、利用者も安心できる。
	 
	
	
	8人乗りのボート、これは木造だそうだ
	
	スタッフの品川さんに利用方法を聞いてみた。
	
	―誰でも貸してもらえるんですか?
	「はい。空いていればお貸しします。ただ、未経験者の方は、経験者が付き添うことを条件にさせていただいております」
	
	―未経験で周りに経験者がいない場合は?
	「定期的に教室を開いておりますので、そちらを受講していただけると経験者として扱わせていただいております」
	
	品川さんの話によれば、全国に漕艇場は数多くあるものの、鶴見川のように一般の方に広く船を貸している所はほとんど無いのだという。
	
	通常の漕艇場では、定められた団体や協会にのみ利用を許すことが多く、鶴見川漕艇場へは千葉や埼玉から訪れる利用者もいるそうだ。
	 
	
	
	ボート体験を実施する「横浜漕艇倶楽部アメンボウ」
	
	
	
	 




