鶴見川漕艇場ってどんなところ?
ココがキニナル!
鶴見川で時々カヌーの練習風景を見ます。森永工場の鶴見川対岸に鶴見川漕艇場がありますが、施設のこと、利用者のこと等、詳しく知りたいです。(ほるんさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
鶴見川選定場は全国でも珍しく一般の人が利用できる場所だった。趣味を楽しむために利用する人が多く、小学生から70歳代の利用者がいる。
ライター:ワカバヤシヒロアキ
利用方法は?
(続き)
また、ボートやカヌー教室については、鶴見川漕艇場が公式に行っているものの他に、アメンボウという自主倶楽部が行う教室も開催されている。もちろん、こちらを受講しても経験者として扱われる。
―どんな船を貸してもらえるんですか?
「ボートだと8人乗り、4人乗り、2人乗り、1人乗りのもの。カヌーは全て1人乗りのものになります」
ボートには専用のシューズも付いている
―限られた川を使う上で、人数制限などはあるのでしょうか?
「川は我々の所有ではありませんので、そういった人数制限はありません。イメージとしてはレンタサイクルと似ており、あくまで船を貸し出す施設だとお考えください」
鶴見川漕艇場は、一般の人でも利用できる全国的に貴重な施設だった。
そして、ボートやカヌーの種類も多く取り揃えられており、体験教室なども実施されている。
どんな人が利用している?
では、実際に施設の利用者にはどんな人がいるのだろうか。
―利用者はどれくらいいるのでしょうか?
「平日は非常にまばらです。ただ、土日になれば1日200人以上の人が利用していますね」
ボート利用者の様子
―天候によって利用できないことも?
「小雨であれば問題がありません。ただ、強風時や大雨の日は利用を制限させていただきます」
―カヌーとボートの利用者の割合は?
「鶴見川は風も少なく非常に落ち着いた川です。カヌーの上級者は急な川を好む傾向にあるため、ここではボート利用者の割合の方が多いと思います。カヌーはあくまで初心者用ですね」
初心者用のカヌー(レクレーショナルカヌー)
―どういった方が利用されていますか?
「若い頃、ボートをやっていて定年後も趣味で続けているような方々が多いですね。あとはレジャー感覚で小学生や中学生も利用していますよ」
―競技大会のための練習で利用している方ばかりかと思っていました
「社会人用のレースもあるので、そういった練習の方もいます。ただ、純粋に趣味で楽しんでいる方が多いように思いますよ」
ここで、実際に漕艇場を利用する人たちにも話を聞いてみた。
古河電工ボート部のOB&OGさんたち
古河電工ボート部のOB&OGさんたちは、エイトと呼ばれる8人乗りのボートを利用していた。
男性6人、女性2人で最高齢は77歳だという。
いつも来ているのですか?と声をかけると「よく来ていますよ。我々のように若い頃からボートをやっていた連中が多いんじゃないのかな。もう平均年齢は70歳にもなるけれど、運動にもなって気持ち良いからよく利用します」と話してくれた。
ボートを引き上げる際も号令をかけてチームプレーをしていた
どこかの体育大学の部活や、社会人の体育団体ばかりが使っているものかと思っていたが、皆、休みの日にテニスを楽しむかのような感覚で利用している。
みんなで息を合わせる団体競技ということで、仲間とのつながりもあり、皆さん楽しそうだ。
所有する船を引き上げる人もいた
中には、自分で所有する船を持って来て、この漕艇場の倉庫で預かってもらう人もいるようだ。
そういった方々の為に、倉庫利用の料金も別に設けられている。
まとめ
今回の取材を通じて、ボートやカヌーが誰でも気軽に楽しめるものだという事を知った。
私にはボートやカヌーの経験が全く無く、時折船に乗っている人を見かけても自分とは無縁の世界だと考えていたが、もっと身近に感じて良いものなのだ。
横浜には鶴見川漕艇場という、一般利用が可能な施設がある。定期的に開催される体験教室などを利用して、ボートやカヌーの世界に足を踏み入れてみてはいかがだろうか。
川沿いの道路からは自由に見学できるので、まずは散歩がてら見に行ってみるのも良いのかもしれない。
―終わり―
◆鶴見川漕艇場
住所:神奈川県横浜市鶴見区元宮2-6
電話番号:045-582-8680
公式サイト:http://www.yspc.or.jp/soteizyou_ysa/
※利用料金・時間に関しては公式サイトをご確認ください。
ほるんさん
2011年11月22日 16時28分
取材してくださってありがとうございます。自分がボートをやるわけではないので気軽に見に行ったり出来ず、HPを見ても漠然としかわからず、普段からどんな所か気になっていたのが解決しました。またよろしくお願いします!