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ココがキニナル!

横浜市が策定を進める4年間の「新たな中期計画」。これってどんなもの?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

4年間だけではなく、2030年までを展望する新たな計画。市は基本の方向性を示しており、市民からの意見も募集中!

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2018年02月06日

ライター:はまれぽ編集部

4年後の自分がどうなっているのか想像しろ、と言われると、動揺のあまり全身から汗がふきだしてしまう程度には将来へのビジョンがない。将来設計はまるで空っぽ。虚無が広がっている。

そんな編集部・コミナミ個人の未来予想図はさておき、行政の未来は「分かりません!」では通じない。横浜市は、今後4年間の施策の方向性をまとめた中期計画を作っているという。
先立つ形で「新たな中期計画の基本的方向(以下、「基本的方向」)」という大枠を示し、計画本編の策定に向けて市民の意見を募っているようだ。

 


計画の全体像はこのような内容(横浜市発表資料より)

 
この「基本的方向」は、「横浜市としてはこういう考えだけど、皆さんはどうですか?」という意思表示といったところだろうか。
これに対して市民としての意見を送り返すことができれば、行政と市民とのグッドコミュニケーションというわけだ。

もちろんそのためには、市が考える計画の方向性を知ることが第一歩。そのうえで、進めるべきことは「進めるべきだ」、やめるべきことは「やめるべき」と一人ひとりが意見を持つことができる。

さっそく、横浜市の考えを見ていこう。
 
 
 
横浜市を取り巻くピンチ!

計画の大前提になるのは、市を取り巻く課題や問題など、「それをやらなければいけない理由」が存在する。横浜市の「基本的方向」で示されている横浜市を取り巻く状況、つまりピンチは、ざっと以下のような内容だ。

〇人口が減少し、少子高齢化が進行する
〇東京などへの転出が超過し、一極集中が進む
〇公共施設の多くが老朽化し、災害などに弱くなる
〇市内郊外の活力が低くなっていく
〇技術革新が進む中、うかうかしていると時代の変化に取り残されてしまう
〇新しい交通ネットワークで、人や物の流れが変わる

「基本的方向」では、こうした課題に対する対抗策として、一歩先の未来に向けた6つの「戦略」と、当面の4年間どのような施策を進めるかという38の「政策」を示している。

横浜はさまざまな課題に対し、どのように対応していくのか?



横浜市の6つの戦略とは?

横浜市は2030年を見据えた「6つの戦略」によって、市が抱える課題に対し将来にわたっての解決を目指す。
一年ごとの政策や施策による「特効薬」が存在しない問題には、長い年月をかけて対応を進める必要があるからだ。

戦略の1つ目は、「力強い経済成長と文化芸術創造都市の実現」。
横浜に多くの企業や産業、国内外からの観光客などを集めることで、都市としての発展を目指すという戦略だ。東京オリンピック・パラリンピックやラグビーワールドカップといったスポーツの力も生かし、多くの人が集うにぎわいを作り出していくことを目指す。

都市農業の発展に向けた「横浜農場」の展開や、新たな劇場の整備検討なども盛り込まれている。
 


文化イベントも展開していく(写真は
Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2012

 
2つ目の戦略が「花と緑にあふれる環境先進都市」。予算案でも盛り込まれている「ガーデンシティ横浜の推進」などによって自然との共生を進めるとともに、政府が進める「SDGs」や「パリ協定」などを踏まえた環境政策で世界をリードする。単なる経済発展だけではなく、こうした自然に目を向けた視点を持たなければ、国際社会で存在感を発揮できないのだ。

また、自然環境を保全することで、森林が洪水を防ぐなど自然の機能を活用する「グリーンインフラ」にもつなげる。横浜らしいライフスタイルによって、廃棄される食品を減らす「食品ロス削減」なども進めていく方針だ。
 


赤レンガ倉庫で行われた「
フラワーガーデン2017」の様子

 
3つ目は「超高齢社会への挑戦」。国や各自治体が積極的に進めているのが、自宅や施設など住み慣れた地域で介護や医療を受けられる「地域包括ケア」の推進。背景には介護施設や介護を担う人材の不足といった課題があるが、この戦略によって「いつまでも健康で生きがいを実感し、誰もが住み慣れた地域で安心していきいきと暮らせる地域社会を実現する」という目標を掲げている。

介護が必要にならないよう健康を維持する「健康寿命の延伸」の取り組みや、特別養護老人ホームの整備なども積極的に進める方針だ。
 


高齢化社会とどう付き合っていくかが問われている(写真はフリー画像)
 
 
 


 

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