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港北区の「大豆戸」は、どうして「まめど」って読むの?

ココがキニナル!

港北区役所がある「大豆戸」の読み方は、なぜ「おおまめど」ではなく、「まめど」なのかが気になる!(ぱぱさんさん,Makoさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「真間処(ママド)」という読み方が転化して「マメド」になり、その後マメに「大豆」の字を充て、「大豆戸」になった説が有力と思われます。

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ライター:河野 哲弥

横浜の地名ならコイツに聞け

地名には、その土地の歴史や文化に深く根付いているものが多い。
以前、「生麦」や「美しが丘」の由来を取材したとき、数々の発見に驚かされたものだ。

そんな時、最初の手かがりとしていたのが、横浜市市民局が発行している『横浜の町名』という冊子。
大抵の図書館に置いてある。
 


毎度、お世話になります


今回も同書に頼り、秒殺で解決しようと思った。

早速調べてみたところ、古くは『小田原衆所領役帳』に「小机大豆津」という表記があるという由来の説明があるばかりで、なぜ「大」の字を読まないのかについては触れていなかった。

そこで、まさに「大豆戸(まめど)」の地に建つ、「港北区役所」を訪ねることにした。



区役所近くの人々は、はたして正しく読めるのか?

区役所に行く前に、ふと現場近辺の住人は「大豆戸」を正しく読めるのかが気になった。

そこでこの地名の読みを道行く人々に聞いてみることにした。
 


近隣住人は読めるのだろうか?


20人に聞き、12人から回答を得られた。

その内容は、「まめど」と読めた人8人、「おおまめど」と答えた人3人、残りのひとりは「読めません」という結果になった。

正解者に共通するのは、この地にある程度昔から住んでいること。
「おおまめど」と答えた人たちの居住歴は、皆さん3年以下だった。

そんな中、正解者のご夫婦に、詳しい話を聞くことができた。
 


お食事中にご協力いただいた、Sさんご夫婦


大豆戸に住んで7年というご主人によると、「言われるまで別に不思議とも思っていなかった」そうだ。

生活の中で「まめど」が自然に身についてしまっているらしい。
一方の奥さんは、手紙で住所を書くときなどに、やはりモヤモヤ感があったと話す。

では、そのモヤモヤを解決してこよう。
イザ、「港北区役所」へ向かう。




昔は「マメ」と言えば「大豆」だったから?

対応いただいたのは、区役所内にある地域振興課の藤井さん。
早速、参考資料を探し出してきてくれた。
 


港北区総合庁舎の外観