横浜駅には『謎』があるというーー。
　

確かに謎が多い駅だが・・・

　
謎と聞いちゃ黙っていられない編集部・小南（コミナミ。コナンにあらず）は、意気揚々とその謎に挑戦することにした。

2018（平成30）年3月から始まった『横浜駅SF謎』は、横浜駅地下で開催されているいわゆる「リアル謎解きゲーム」。
実際に横浜駅の地下を巡りながらヒントを探し、提示された謎を解いて進んでいくというものらしい。
　

果たしてすべての謎を解き明かせるのか

　

そもそも『横浜駅SF』って？

キニナル投稿にもあった『横浜駅SF』とは、柞刈湯葉（いすかり・ゆば）氏原作のSF小説・漫画作品。無限に増殖する横浜駅によって本州のほとんどが覆いつくされた日本が作品の舞台だ。独特の世界観でありながら、現実の駅や地名とリンクした設定も人気を集めている。

現実の横浜駅で開催されている『横浜駅SF謎』は、この物語を下敷きにしたもの。謎解き中に、原作の重要なキャラクター「ネップシャマイ」が登場するなど、作品を知っているとより一層楽しめる仕様になっている。
　

自己紹介をしてくれるので、初めましてでも問題なかった

　
ゲームを始めるために、まずは横浜駅地下西口ジョイナスの「有隣堂」、そして東口の「リブロ横浜ポルタ店」で販売しているキットを購入。
　

特設コーナーで販売していた

　
キットから出てきたのは・・・。
　

何に使うのかよく分からないものたち
　

とりあえず、謎の人物からのメッセージを読み、記載されたQRコードにアクセスする。
　

おお、ストーリーが始まった！

　
どうやら、ネップシャマイくんは落とし物を探しているらしい。

ここからは、横浜駅の中を実際に歩き回りながら探索を開始。探索のヒントは「ダイヤモンド」「カモメ」などのキーワードのほか、キット内のアイテムを組み合わせれば大まかな位置が分かるようだ。
　

重要なヒントを見落とし、めちゃくちゃに迷う筆者の様子

　
正直、キットを最初開いたときは「結構簡単に解けるのでは？」と感じていた。
しかし最初に表示される謎を解いても、実はまだ前半戦。その先には、〇〇を〇〇したり、〇〇を使う謎が待ち受けていた・・・。
　

ここがゴールだと思ったのに！（濃い目の加工をしています）

　
その後もさまざまな謎や、精神的な困難を乗り越えて、筆者がすべての謎を解き明かすまでにトータル2時間ほど費やした。

謎解きゲームは初体験ではなかったが、なかなかの手強さ。だが、回答が分からない時はヒントをもらえる機能もあるので、初心者でも楽しめそうな難易度だ。
　

むしろ、謎解き慣れしていると痛い目にあう場合も・・・

　
横浜駅の地下だけでこれだけの謎を解いていくのはなかなかの快感。これは横浜に精通している人が作り出したに違いない！　そう思って調べてみれば、このリアル謎解きの制作会社は横浜市内にあるという。

いったいどんな思いで横浜駅を舞台にした謎解きを作ったのか。直撃することにした。