年末の洪福寺松原商店街はどう賑わう?
ココがキニナル!
いつもたくさんの人であふれる松原商店街ですが、年末はどのくらい人が来るのでしょうか?
はまれぽ調査結果!
年末28日~31日はガードマンが延べ26人、訪れるお客さんは一日2万人にものぼるそうだ。
ライター:ワカバヤシヒロアキ
はまれぽでも何度も取り上げて来た、ハマのアメ横松原商店街。
平日でも野菜や肉、鮮魚など食材を求めて多くの人が訪れている。
平日でも松原商店街は人にあふれる
今でもこれだけの人が訪れているのに、年末になると商店街はどうなるのだろう。
年末に向けて着々と準備を進める商店街にその様子をうかがってきた。
商工会の事務所へ
商店街の理事である田中さんに紹介されたのは、青年部を務める猪俣さん。
ご自身も商店街で「いのまた陶器店」を営む方だ。
気さくに商店街のことを教えてくれた猪俣さん
商店街では歳末福引き大売出しとして、12月24日まで抽選会のイベントを行って来た。
猪俣さんいわく、そこでお客さんをぐっと引き寄せておいて、年末まで駆け抜けるのだそうだ。
皆さんの注目も集まっていることだろう。
テレビ東京の取材陣にも遭遇した
年末には何かイベントを計画しているのですか、と尋ねたが「ありませんよ。正直、イベントを行うほど手が回りません。それだけ人が来て忙しいんです」と言われてしまった。
通常時の松原商店街は7千人から8千人のお客さんが訪れている。
年末になるとそれが2万人にまで増加するので、皆、自分の店のやりくりだけで精一杯だそうだ。
警備体制も強化され、28日からはガードマンが延べ26人も出ることになる。
商店街北入り口、ここにもガードマンが配置される
商店街の東西南北の入り口にガードマンが立ち、お客さんを誘導するそうだ。朝9時からは基本的に歩行者のみしか入ることができず、どうしても自転車を乗る人は押して行くよう指示される。
ガードマンのうちおおよそ半数はお客さんの誘導、残り半分は搬送車両の誘導に当たるらしい。
相当な厳戒態勢だ。
近隣にスーパーができるなど、商店街にとっての不安要素もあると猪俣さんは言う。
ただ、それでも力を合わせて皆で盛り上げていきたいと熱を込めて語っていた。
東日本大震災の後、物資が流通しなくなった時も、松原商店街は個人商店の強みから独自のルートで仕入れを行い、たくさんの人が訪れた経験があると言う。
猪俣さんのお店でもロウソクが飛ぶように売れたらしい
その時、猪俣さんは改めて商店街の強みを感じることができたと語る。時代とともに淘汰されていく商店街も多い中、「年末まで皆必死になって働きますよ!」とハマのアメ横のプライドを見せてくれた。
年末にかけてイベント等は開かれないそうだが、それぞれの商店で独自に売り方を考えているそうだ。
商店街を歩き、お店の人にインタビューしてみることにした。