磯子区の市議補選、当選議員の事務所はどんな様子だったのか?
ココがキニナル!
18日に行われた横浜市議磯子区補選、当選した市議の、選挙事務所の様子を知りたい!
はまれぽ調査結果!
地元の応援者、選挙管理委員会の速報を集計するスタッフなどで活気に溢れていた。なお、山本市議は当確が決まってから事務所に現われた。
ライター:河野 哲弥
磯子区選出の新市議に自民・山本氏
横浜市磯子区の市議補選が18日、磯子区内の38カ所の投票所で行われた。
混戦と予想されていた同選挙を制したのは、自民党の新人で会社顧問の山本尚志(たかし)氏(57)。市会磯子区の定数4のうち、自民党の議席は現職の関勝則氏を含めるとこれで2となり、過半数を占める結果となった。
補選の各立候補者を告示するポスター
今回の補選は、虚偽の事実を記載した婚姻届を提出・受理させた疑いがあるとして起訴された、民主党の中尾元市議の辞職に伴って実施されたもの。
立候補したのは、山本氏をはじめ、神奈川ネットワーク運動、民主党、共産党、無所属の計5人。
その開票結果は以下のとおりとなった。
ダントツで当選した
この無所属新人を除く4人の候補者については、以前の記事で、選挙前の意気込みなどを直接伺った。
そこで今回は続編として、選挙当日の山本たかし事務所を密着取材させてもらった。
投票率の低さにボヤキの声も
投票終了時刻は当日の20時。その30分ほど前に、磯子区にある同事務所に伺った。
「当確」が打たれるのを、今か今かと待ち焦がれる候補者…そんな姿を想像していたのだが、意外なことにスタッフ以外の人は見当たらず、どうやら最初の訪問者となってしまったようだ。
「山本たかし事務所」が置かれたビルの外観
まだテレビのスイッチも入っていない事務所内の様子
事務長の山川さんによれば、今回の補選ではマスコミなどが出口調査などを行っておらず、事前の予測がつきにくい状況なのだそうだ。
従って、21時15分から行われる開票作業が終わってみないと、何とも言えないところがあるらしい。
では、実際どのくらいの投票数があったのだろう。
選挙管理委員会の発表をタイムリーに記録した表
有権者数は、男65,792人、女68,248人の合計134,040人。
このうち投票を行ったのは27,090人。
投票率にすると、市会選挙の中では過去2番目に低い20.21%という結果になった。(有効投票数は26,577票)
事務所の奥からは、「こんな数字で決まっちゃっていいんですかね」などのボヤキも聞かれたが、少ないだけに開票結果はすぐ出るだろう、といった切迫感もあった。
なお同事務所では、実際の開票が行われる「磯子スポーツセンター」にスタッフを派遣し、その作業や投票用紙の束が動く様子などをもとに、随時速報を連絡させるそうだ。