磯子区の市議補選、当選議員の事務所はどんな様子だったのか?
ココがキニナル!
18日に行われた横浜市議磯子区補選、当選した市議の、選挙事務所の様子を知りたい!
はまれぽ調査結果!
地元の応援者、選挙管理委員会の速報を集計するスタッフなどで活気に溢れていた。なお、山本市議は当確が決まってから事務所に現われた。
ライター:河野 哲弥
続々と集まる速報
やがて、開票作業開始時刻の21時15分がやってきた。
この頃を期に、支援者の人たちや、応援する党関係者らが事務所を訪れた。
現場から送られてくる速報を書き留めている様子
これを元に、開票予想を張り出していく
正式な結果は選挙管理委員会によって開票作業終了後に出される。従ってこの数字は、「磯子スポーツセンター」に張り付いている事務所のスタッフが現場から中継してくる、あくまで予想となっている。
第一報は22時だった。
この時点では得票差はほとんど見られなかった。無所属新人である山本誠一氏の善戦をたたえる声もあったが、「ウチの先生も山本だから、間違って入れているんだ」などの冷やかしも聞こえた。
やがて差が明確になってきた
ほぼ当選確実となったのは、それからわすが20分後。やがてテレビのテロップにも「当確」が打たれた。
しかし現場では、拍手などは起こるものの「バンザイ」は叫ばれない。
もちろん、主役の登場を待っているのである。
山本氏、現わる
自宅で待機していた山本氏は22時半ごろ、奥さんと共に事務所に現われた。
ダルマの目やバンザイなどの儀式よりも前に、まずは本人から当選のあいさつが述べられた。
関係者に頭を下げる山本市議(中央の人物)
磯子区民の勝利だと語った
「民主党に任せていたら日本は壊れる。今回の選挙は、そう判断した磯子の皆さんの勝利だと思う。景気と雇用の問題には、経済の発展が必要。新たなファイトで地域から日本の政治を変えていきたい」と、山本市議は述べた。
応援議員の祝辞を受け、涙ぐむ財子夫人
また、「はまれぽ」独自のインタビューに対し山本市議は、「早朝から磯子駅前などで演説を行った結果、通勤している皆様に、同じ企業人としての気持ちが伝わったのではないか」と、当選の理由を語った。
一方の財子夫人は、「準備期間が短くバタバタした動きとなってしまったが、皆様のご助力を得て、この日を迎えることができた。あらためて感謝します」と、感慨深そうに話していた。
ダルマの目を入れる儀式も行われた
投票率の低さは、もともとのきっかけが原因か
さて最後に、補選の原因となった中尾元市議のその後についても触れておこう。
横浜地裁で15日行われた初公判の中で、中尾被告は起訴事実を認めた。しかし弁護側は、「共犯者の口車に乗ってしまった。社会的制裁を受けている」と述べ、執行猶予付き判決を求めた。
これに対し検察側は懲役2年を求刑し、即日結審する結果となった。
横浜地裁、外観
元市議の交際に端を発した今回の補選、地元にはシラケムードのようなものがあったのかもしれない。とはいえ、選挙は国民の義務でもある。義務を放棄するということは、享受できる権利を放棄することにもつながる。
政治不信は確かにあるが、それでも生活に直接関わるものごとを決めるのは、最終的には政治家だ。
そしてその政治家を選ぶのは我々市民なのだ。
だからこそ、市民の方々にはもっと政治に関心をもっていただきたい。
―終わり―
はまーさん
2011年12月28日 14時47分
政治への関心が世の中で高まっている気配を感じています。こういうシリーズは是非続けて欲しいです。