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36年ぶりに完全復活「横浜銀蝿 40th」。オリジナルメンバーで再結成!【後編】

36年ぶりに完全復活「横浜銀蝿 40th」。オリジナルメンバーで再結成!【後編】

ココがキニナル!

オリジナルメンバーで再結成したデビュー40周年の「横浜銀蝿40th」ってどんな人たち?

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ライター:山本航

前編では、それぞれの中学高校時代からテレビ出演を目指したアマチュア活動や、40周年再結成のきっかけなどを語っていただいた。
後編では、名言も飛び出した嵐さんとTAKUさんの出会い、ツッパリバンドとしてスタートしたいきさつやブレイク後に待ち受けていたツアー先でのトラブルなどの思い出などと、横浜愛に溢れたメッセージを伺う。

−−水橋さんを偲ぶ会で翔さんとJohnnyさんが再会される前から、4人での再結成は考えていましたか?

嵐さん(以下、R)Johnnyとはずっとやりたいと思っていた。

 

Johnnyさん復帰までの想い
 

翔さん(以下、S)きっと水橋さんが俺たちを20年ぶりの再会に引き合わせてくれたんだろうと思う。Johnnyはずっと長い間ステージに立つことはなかったのに、こうしてまたみんなとやってみようかなって思うようになったのは、水橋さんを偲ぶ会で再会したからなんですよね。

TAKUさん(以下、T)水橋さんの件があろうがなかろうが、僕はJohnnyとやりたかったですよ。というか、絶対にやると決めてました(笑)

 

待望の再結成に笑みが漏れる
 

(S)あのね、40周年でJohnnyと一緒にやれるまでこの話しはしないでおこうと決めてたんだけど。実は横浜銀蝿でデビューするまでは俺はこんな声じゃなかったんですよ。デビューにあたって事務所の社長から、「銀蝿の曲にはもっとガツン! とくる声の方が合うから、もうちょっと声をつぶそうか」と言われたんですよ。
それで毎晩、口にタオルを突っ込んで「あー!」って大声出して、のどから血が出るまで続けたんですよ。血が出たら休んで、止まったらまたやってというのを数ヶ月繰り返して、この声になったんです。当時、うまい歌手はたくさんいたので悩んでて、水橋さんに相談したんです。

 

思わぬ秘話が飛び出す
 

腹式呼吸すらまともに知らなかったんで、ちゃんとレッスンしたいんですけどって言ったら、「何言ってんの。そんなのやったら変なくせがつくから。何もしないその声が、唯一無二なんだよ」と言ってくれて自信がつきました。水橋さんがいたから、今の俺がある。

−−ブレイクして社会現象になり、暴走族や不良の象徴として若者たちに影響力を増していったことはどのように受け止めていましたか?

(R)特に変わらなかったですね。

(T)ツッパリの代弁者だとはあまり思っていませんでしたが、ブレイク以降はそれまでの根拠のない自信に、うっすらとよりどころが見えてきたかもしれませんね。

Johnnyさん(以下、J)デビューするときに掲げた目標がひとつひとつ叶っていくと、今まで味わったことのない充実感がありました。一生懸命に目標に向かって頑張ることの大切さを学びました。

(S)横浜銀蝿が成功したことで、追従する人が出て来たよね。当時はアーティストってテレビの3分間で何が伝えられるんだって出演を拒んでいたけど、俺たちは好んで出ていたから。音楽番組はアイドルや歌謡曲ばかりだったから、すげぇ目立つよね。俺たちは3分あれば表現出来ると思っていたし、もともとオリジナル曲が3分ない曲ばっかだしね(笑)

 

3分あれば表現出来る
 

高校のときからのファンがずっと、「キャー! Johnny!」ってついてきてたしね。俺たちはそういうファンがいっぱいいてくれたから、夜ヒット(『夜のヒットスタジオ』)とか出してよって事務所に頼んだり。でも、テレビに出るとやっぱり強烈な印象を与えるから、不良のレッテルを貼られるよね。

 

甘いマスクのJohnnyさんは大人気
 



後ろをチラッと見ると、嵐さんがすげー睨んでるんですよ



(S)あの時代、ツアーは普通の市民会館とかでやってて。そこでお客さんが席を立ち上がって、ステージ前に走ってつめかけて騒いでたんですよ。おしくらまんじゅうになって、前方の人は苦しくて倒れちゃうんで警備員が助けに飛んできたり。
全国どこでもそういうことが起きるから、だんだんホールを貸してくれなくなったんですよ。このままだとどこも出来なくなるし、僕らの下のバンドも貸してもらえなくなる。

 

ブレイクしたからこその苦悩
 

それで事務所の社長が嵐さんに、ライブ中はお客さんを席から立たせないでくれと言ったんです。そんなの、最初の一発めでドカンと音を出したらみんな、「うわー!」って雪崩れ込んでくるから無理でしょって話したら、ライブを始める前に「あー、横浜銀蝿だけどちょっと聞いてくれ」って、説明しろと嵐さんが言うんですよ(笑)

 

ツッパリたちの兄貴的存在
 

−−それって、まるで前説ですよね(笑)

(S)まるっきりそう。で、「俺たちこれからライブを始めるけど、席から立たないでほしいんだ」って説明したんですよ。

(R)それでも演奏中に盛り上がってきてみんな席を立ちだしたら演奏を止めて「お前ら、ちょっと待てよ!」って話しましたよ。

(S)そこで止めないと、盛り上がっちゃったらもういいんだって思われちゃうじゃないですか。それでチラって後ろを見ると、嵐さんがすげー睨んでるんですよ。「おい、早く座らせろ!」みたいな目で。それで歌いながら、「えー!?」って困っちゃって(笑)
しょうがないから演奏をストップすると、みんなびっくりするんですよ。「お前ら立たないって約束しただろ」って、また話しかけて。「俺だって気持ちはわかるけど、またここに来たいし、みんなもまた見たいだろ?」って言うと、わかりましたーって座ってくれるんですよ。もう、学校の先生と生徒ですよ(笑)それでどっからだっけ? って曲を始めてね。

 

先生と生徒のようにファンを諭した(笑)
 

−−嵐さんが最年長で、一段上から演奏しているドラマーじゃなかったら崩壊してましたよね(笑)それぞれみなさん、運命的な巡り合わせのバンドですよね。

(S)バンドのバランスだよね。嵐さんがTAKUを見つけて、この人についていこうと思われて、俺とJohnnyも高校からずっと一緒の大親友。俺と嵐さんは兄弟で分かり合ってるし。
インタビューでは冗談で、嵐さんはただ単に最年長だからリーダーだとか言ってるけど、実際に前に突き進む力がいるときは引っ張ってくれるし、バンド内でもめたらお前ら止めろってなだめてくれる。それでも困ったら多数決するけど、2対2で解決しない(笑)

 

出会うべきして出会ったと言うべき4人