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江の島名物たこせんべいに使用されるタコは1日何匹?

ココがキニナル!

江の島で行列ができてる店のたこせんべいに使われるタコは1日何匹くらいなのでしょうか?(ハ毛さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

多い時で約150キログラム、数に換算するとおよそ2500匹くらい使われている。今月には新たなせんべいもお目見え予定です。

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ライター:ほしば あずみ

タコが悲鳴をあげるせんべい?



「たこせんべい」にもいろいろあるが、江の島で行列のできるたこせんべいといえば「あさひ本店」の「丸焼きたこせんべい」だ。
 


江の島の参道をまっすぐのぼった江島神社瑞心門の手前あたりで行列ができている


その特徴はなんといっても、タコをその姿のままプレスし、ぺしゃんこにするシンプルかつ豪快な作り方。
店先で実演販売しているので、そのもうもうと上がる蒸気とタコの悲鳴のようにも聞こえるキュルキュルという破裂音や立ちのぼる香りに惹かれて、つい行列に加わってしまったという経験がある人もいるのではないだろうか。
 


取材した日は平日だったがお客はひっきりなしだった


たこせんべいは1枚300円。食券を券売機で事前に購入する。食べ歩き用とお土産用を選ぶ事ができるが、たいていのお客は食べ歩き用を選び、あつあつのせんべいを紙袋に入れてもらい、歩きながらパリパリと頬張っている。

横浜から遊びに来たという母娘(50代と20代)は「店の事は前から知っていて、今日はそんなに並んでいないから」と購入していた。食べているところの撮影をお願いしたが首を横に振られてしまった。
 


お土産用は袋詰めするので少し時間がかかるそう


調査依頼は、このたこせんべいに一日何匹くらいのタコが使われているのかというもの。
これは店の人に聞くのが一番てっとりばやく確実だ。
さっそく店内を訪ねると、株式会社あさひ本店社長の米井満(よねいみつる)さん自らが対応してくれた。
 


あさひ本店の米井社長


「一日に何匹くらいって? うーん、キロ単位でやってるから何匹かって言われてもねえ」
と言いつつも、たこせんべいを作る工程を紹介してくれるとの事。



丸焼きたこせんべいができるまで


 


タコが続々焼かれている店の裏側では、シンクいっぱいにタコが水に漬けられていた


これは冷凍輸入されたイイダコを解凍、洗浄しているところ。
たこせんべいの原料になるイイダコは季節によって採れる産地が変わり、今の時期はタイやベトナム産だという。
このシンクいっぱいのタコでだいたい240匹くらいになる。


解凍されたタコ。塩を抜くため何度も丁寧に手で洗う
 

タコはしょうゆベースのほんのりピリ辛な味付けがされる