安全で快適に走れる道を選ぼう

横浜でおすすめのサイクリングコースを伝授してもらおうと、自転車ショップ「バイクプラス港北N.T.店」を訪ねた。ここには市内を自転車で走りまわっている、はまっこスタッフさんがいる。
まずはコース選びの基準と、注意すべきポイントをスタッフの四方さんにうかがった。
　

タイヤにヒビが入っている場合など交換時期と安全面のアドバイスも

「まずは安全が優先ですね。基本的に車輌ルールと同じです。逆走しないように気をつけ、交差点では、二段階右折が基本になります。車道が狭くて危ないところは、歩道の端をゆっくりと通るか、自転車から降りて押しましょう。安全で、周辺に見所が多い、コースをおすすめしたいと思います」（四方さん）

これらの点を踏まえた、おすすめのコースに、はまれぽならではの見所を織り交ぜて紹介していこう。

みなとみらい周辺からレベルによってアレンジを

平坦な道が続き、横浜らしい景観が楽しめる、みなとみらい周辺は打ってつけのコース。
昼間でも夜でも楽しめるコースを紹介しよう。

まずは「桜木町駅前」からスタート！

「日本丸」を左折し、「いちょう通り西」を右折。横浜美術館の横を通り、パシフィコ横浜に突き当たったら、「けいゆう病院前」を右折。
　

交差点名を覚えておこう。夜でも明るく、景観にも飽きない安全なコース
　

見慣れたコスモクロックも自転車で走りながら眺めると一味違う

以前調査された『みなとみらいの新しい地下道の実情』を確認してみてもいいだろう。

直進し、国際橋を渡り「新港パーク入口」を左に折れ、直進。「サークルウォーク」の交差点では大型トラックの左折が多く危険なので、ここで海側に回避するのがポイント。
　

その先の赤レンガ倉庫の前に自転車置き場があるので、寄り道もOK

「横浜税関前」を左折。せっかくここを通るのだから『横浜名建築シリーズ　横浜税関本関庁舎』を探索してみては？

大桟橋の入口を通り、そのまま山下公園の方へ。

「F」「O」「X」が点滅するサインがキニナル人は確認してみて。
『大さん橋の「F」「O」「X」が点滅するサインって何？』

山下公園は自転車で通れるところもあり、昼間は開放感たっぷり。夜は氷川丸やベイブリッチのライトアップも楽しめる。
　

桜木町駅前から約2km。氷川丸周辺の海に面した敷地は自転車を押していこう

初心者はこの先の「山下橋」で折り返し、「山下公園東口」を左折。他の道は一方通行道路を逆走することになるので、この道を覚えておこう。
「横浜天主堂跡」を右折し、直進すると「日本丸」まで戻れるコース。このコースで約4km。
　

「山下公園東口」「横浜天主堂跡」を覚えておこう

アップダウンに慣れていれば「横浜天主堂跡」を左折し、「谷戸橋」を渡って左側道沿いに進み、山手迎賓館の前を右折。坂を上って港の見える丘公園方面へ。
　

外人墓地周辺や山手資料館などをまわって戻るもヨシ

そのまま直進し、「近代文学館入口」を左道なりに進み、だらだらとその先のワシン坂を下って、「小港町2丁目」左折してもOK。
　

港の見える絶景は、坂を上った人だけのご褒美
　

『横浜で一番急な坂はどこ？西区・中区編』で調査した通り山手は坂だらけだ

小港橋を通って、そのまま直進すると山下公園の前を通り、元の道に戻れる。このルートで桜木町駅前まで戻ると約10kmだ。

坂道は厳しいが、もう少し走りたければ、「山下橋」で折り返さず、真っ直ぐ進み「小港橋」へ。「小港橋」を右折し、「小港町2丁目」を通り、「山手警察署前」を左折。
この道は、春先には最適！約3kmの桜の花道が続く。
　

「山手警察署前」を曲がると桜道が続く。風に舞う花びらの中を走るのは最高

ここまで来たら、梅や桜のスポットで有名な三渓園に立ち寄ってみても。（入園料500円）。

適当な所で折り返し、帰りは「山手警察署前」で曲がらず、真っ直ぐ行くと、「元町入口」に出る。元町ストリートをつっきれば、「谷戸橋」まで戻れる。
走り足りない人はそのまま進み、「門間」を左折すると、首都高速湾岸線の下に出る。
道なりに左カーブを切り、「本牧漁港組合入口」の少し先を左道沿いに進むと、元の「小港橋」に戻れるのだ。

「元町・中華街」近辺はショッピング、グルメが満喫できるエリア。
　

昼も夜も楽しめる元町ストリートの石畳は自転車を押しながら進もう
　

小港橋から「門間」を通る周回コースは約7km
　

夜でも明るく、濡れる心配もなし！杉田の先まで続いているので利用してみよう

高速道路が巨大な屋根となっているので、雨の日も走れる利点が！大型トラックが通ることがあるので気を付けてほしいが、路面もなめらかでサイクリングに向いている。

紹介したコースを参考に、安全を確認しながら自分流にアレンジしてみてはいかがだろう。