本日、2018（平成30）年8月2日より上大岡駅の京急百貨店にて、京急電鉄創立120周年を記念した「夏休み京急鉄道フェア」が開催されている。
　

初日の様子をレポート！

　
「夏休み京急鉄道フェア」では、300点以上の貴重な写真や展示物、実際に京急車両で使用されている部品に触れて体験できるコーナー、人気のグッズ販売など、京急電鉄を存分に味わえる企画が盛り沢山。

入り口では、京急電鉄の名物広報「飯島」氏の名札をつけたマネキンがお出迎え。
　

約20年前に使われていた、上大岡駅係員の制服

　
初日の2日と3日に行われる鉄道部品販売会はかなりの人気を博しており、開店前から行列を成していた。
　

開店の合図とともに押し寄せる京急ファンたち

　
鉄道部品が飛ぶように売れていく。皆さん、この日のために貯金をされていたのかもしれない。

　

車両プレート（各5000円／税込み・以下同）や


種別幕（4万5000円）


扇風機（1万5000円）


惜しまれつつ引退した「2000形」の照明（3万5000円）も


運転台は10万円！！！

　
鉄道部品販売会の隣のブースでは、実際に使用されている鉄道部品に触れるコーナーが並んでいた。
　

普段はなかなか触る機会のない非常ボタン

　
非常ボタンを押さないに越したことはないが、こんな機会でもなければボタンの感触を確かめることはできない。実際に押してみると、カチっと奥まで押すには結構な力がいる。軽くぶつかったりした程度では反応しないように思う。
　

子どもの力だと、かなりの押し応え

　
京急百貨店の広報担当者は、「初めて触れる方も多いと思うので、万が一事故があった時のために押し方を学んでいただくいい機会になればと思います」という。
　

非常停止ボタンも！　こっちのほうが少し軽い感触


種別表示機


配線なども現場と同じ


800形で使用されていた車内放送のマイク


使い込まれた感じがいい

　
このコーナーでは、実際に使用されていたマイクで放送体験を行うことができる。筆者は恥ずかしくて「あー、あー」 などと、何とも情けない声を垂れ流してしまったが、「次は、京急上大岡駅」「ご乗車の際は足元にお気を付けください」 と、乗りなれている京急線ユーザーは大変素晴らしい放送を流してくれた。
　

行先表示機


ダイヤル合わせ、起動ボタン押すと種別と行先が表示される


行先表示機の頭脳部分


電車を運転するハンドル「マスコン」

　
鉄道部品に触れるコーナーは子どもから大人まで誰でも体験できる。未来の京急電鉄職員が誕生するきっかけにもなりそうだ。

運転士気分になれる場所もある。2018年3月28日に引退した「2000形」の運転台が設置されているのだ。
　

さよなら2000形


2000形を運転していた元運転士さんが説明をしてくれる

　
運転台のサイドに飾ってある「2000形」のパネル付近には、
　

「2000形」へのメッセージが


はまれぽ編集部もメッセージを送った

　
足を運んだ方はぜひ「2000形」へメッセージを残してほしい。
　

架線から電車へ電気を取り込む装置「パンタグラフ」

　
ほかにも、「京急歴史紹介コーナー」には、
　

「株式会社カツミ」が製作した巨大なジオラマ


京急車両の写真史


京急の豆知識

　
さらに京急電鉄の前身である「京浜電鉄」「湘南電鉄」が設置した、昭和初期の駅スタンプを再現したスタンプラリーコーナーも。
　

スタンプ設置台にラリーシートが置かれている


全部集めました！

　
グッズコーナーでは、このイベントで先行販売の・・・
　

「京急歴代名車アクリルキーホルダー（540円）」や

　
実際の車両で使われていた吊り革などが当たる、
　

「鉄道がらぽん（500円）」


はさみを使わなくても作れる「けいきゅうでんしゃ箱（1000円）」などを販売

　
一部値下げしている商品もあり、京急グッズを手に入れるには絶好の機会だ。
　

筆者は京急車両のペンケース（500円）を購入！

　
イベントに来ていた方にもお話をうかがってみた。
　

「京急電鉄が大好き」という小学校6年生の男の子

　
お母さんと一緒に来場していた男の子は、京急の赤い電車が好きなのだとか。今日のイベントを楽しみにしていたとのことで、終始笑顔で会場内を回遊していた。

真剣な眼差しで撮影を楽しんでいた京急沿線在住の男性は、「京急が一番好きです。ほかの鉄道会社にはない味付け、思いつかないような発想力でぶっ飛んだことをしている所が魅力だと思います。路面電車発祥の会社だからこそできるダイヤの組み方はいつも予測がつきませんし、 ネタが尽きそうかなと思っても、思いもよらない方向から攻めてくるのが京急。京急はアーティストだと思います。これからも乗客が楽しめる仕掛けを発信し続けてほしいです」と話してくれた。
　

120周年の歴史を詰め込んだパネル

　
8月5日（日）は、けいきゅん、りんらん、京成パンダなど、ゆるキャラの撮影会を開催。8月6日（月）は、スーパーベルズ車掌DJ、野月貴弘（のづき・たかひろ）氏、鉄道BIG4でお馴染みの南田裕介（みなみだ・ゆうすけ）氏のトークショーが予定されている。

週末は大変な混雑が予想されるが、興味のある方は夏休みの思い出作りに足を運んでみてはいかがだろうか。
　

まだまだ紹介しきれない～！

取材を終えて

気付けばシャッターを押してしまう瞬間が多い

　
創立120周年はもちろんすごいこと。
120周年を契機として、これからも京急電鉄独自のカラーで走り続けて欲しい。
　

みなとみらいとハッピートレイン

　
　
ー終わりー
　
　
夏休み京急鉄道フェア
開催期間／2018年8月1日～8月8日
場所／京急百貨店　7階催事場（横浜市港南区上大岡西1丁目6-1）
http://www.keikyu.co.jp/company/news/2018/20180719HP_18085TS.html