2014年7月16日にオープンする「CIAL桜木町」はどんな感じ!?
ココがキニナル!
CIAL桜木町が今夏オープンしますが、どんな雰囲気になるのか気になります。(洩矢諏訪子の兄さん、nobaxさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
CIAL桜木町は、小規模だが観光客や近隣住民のどちらも便利に使えそうな、レトロモダンな横浜らしい魅力がぎゅっと詰まった商業施設になりそう。
ライター:吉澤 由美子
各ゾーンも横浜&桜木町らしさ満載(続き)
野毛側の「停車場ビュッフェ」は、初代横浜駅の停車場がこのあたりにあったことが由来。停車場とは、駅を含めた列車が停車する場所すべてを指す古い言葉。そこに、駅や列車内の簡易食堂である「ビュッフェ」をドッキングさせたネーミングのこのゾーンでは、飲食店舗が軒を連ねる。
停車場ビュッフェのイメージパースはライトアップされた夜の場面
(※画像:株式会社横浜ステーシヨンビル)
開港から多様な食文化が生まれた横浜の特徴を生かし、その食文化を昔も今も提供し続ける「横濱の老舗や銘店」を核にしたテーマ型飲食を展開し、横浜の歴史を演出したゾーンとなる予定。
現在の改札口正面には、観光案内所と併設したクロークサービス(手荷物一時預かり、宅配サービスほか)やコンビニ、お土産販売といった駅利用客の利便性を高める「横濱情報プラザ」というゾーンになる。
横濱情報プラザのイメージパース
(※画像:株式会社横浜ステーシヨンビル)
建物やネーミングで横浜らしい魅力を伝えるだけでなく、コンパクトながら地元住民と観光客がどちらも便利に使えそうな内容だ。
また、南改札正面コンコースには、日本の近代化を支えた鉄道文化やその背景、ストーリーなどを展示するギャラリーも整備される予定。
コンコースのギャラリーイメージパース
(※画像:株式会社横浜ステーシヨンビル)
この各ゾーンに、どんなショップが並ぶのかを次にご紹介。
横浜を代表する老舗や地元のショップ
CIAL桜木町には多くの地元ショップが入る。ありあけのハーバーの「ありあけ」、シウマイの「崎陽軒」といったおなじみのショップはもちろん、バッグの「キタムラ」や中華街の老舗「重慶飯店」、横浜フルーツ店の代名詞「横浜水信」など、かなりこだわりのセレクト。「横浜らしい・桜木町らしいショップをと何度も会議を重ねました」と山﨑さん。
デリやお惣菜、スイーツ、ベーカリー、グロサリー、ドラッグストアなどが入る紅葉坂ギャラリーでは、前述の「横濱菓子 ありあけ」「重慶飯店 GIFT&DELI」「崎陽軒」のほか、寿司の「SEN 鮮 ぐるめ亭」、ドラッグストア「Fit Care Express」、ワインとグリル料理「WINE HALL 元町倶楽部」、そして、キリンビール横浜工場の限定醸造ビールを提供するビアレストラン「KirinCity」といった横浜にゆかりのある企業が入る。
日常の買い物が便利になりそうな紅葉坂ギャラリーイメージパース
(※画像:株式会社横浜ステーシヨンビル)
雑貨、オープンカフェなど港町「横濱」の雰囲気を伝えるYOKOHAMA BAZARには、「キタムラ」と「横浜水信」が地元のショップ。横浜水信ではフルーツのほかフレッシュジュースなども提供する予定だ。
飲食の集まる停車場ビュッフェには、駅そば「川村屋」、回転寿司「二代目 ぐるめ亭」、そして横浜・元町発祥の洋食「KITCHEN JO’S」といった地元の味を楽しむことができる。
横濱情報プラザには特に地元企業のショップはないが、以前からあった「横濱銘品館」という横浜土産を扱うお店がリニューアルしてオープン。
一部すでに先行オープンしている店舗もある。改札前のコンビニ「NEWDAYS」、銀行ATM、駐輪場と、駅そばの「川村屋」だ。
改札口を出てすぐ横にある川村屋の入口
川村屋は以前はまれぽでも紹介したことがある、1900(明治33)年4月1日に桜木町駅で開業した歴史あるお蕎麦屋さん。駅そばで114年の歴史というのもタダモノではないが、営業許可に伊藤博文が関わっていたというエピソードもすごい。
川村屋はイスがあるので落ち着いて食べることができる
名物「とり肉そば(370円)」や大型かき揚げがのったそばといなりのセット(510円)が人気
川村屋は改札すぐ脇で新店舗での営業を行っている。このお店がなくては桜木町駅の雰囲気が出ないという老舗中の老舗だけに、新しいCIAL桜木町にも引き続き入ったのはうれしいところだ。
野毛側の建物の横にも入口があり、表からも入店できる
取材を終えて
CIAL鶴見では、鶴見の街が鎌倉時代から現在に至るまで禅と深いかかわりを持っていることから「禅」がテーマになっていた。今回のCIAL桜木町も、レトロモダンな横濱という桜木町ならではの魅力をコンセプトにしている。
その街が持つ魅力を取り入れた商業施設は、遠方からの来館者が楽しめるのはもちろん、近隣の人たちにとっても地元に対する誇りや愛情を再確認させてくれる。
巨大な商業施設はともすれば没個性になってしまいがちだが、37店舗というCIAL桜木町は、小規模だが観光客にも近隣住民にも使い勝手のいい、横浜らしい魅力がぎゅっと詰まった商業施設になりそうだ。
― 終わり ―
シァル
http://www.cial.co.jp/
ほっけさん
2014年05月24日 21時09分
工事中ですっごく不便で使いづらい桜木町駅。改札が増えるのは歓迎ですね。早く工事終わらないかな。
アキのママさん
2014年05月24日 13時03分
みなとみらい線が通って、乗降客がいるにもかかわらず、スッカリ廃れてしまった桜木町駅周辺。コレットマーレが、一人頑張っていたので、追い風になるといいな。最近、よく、野毛に飲みに行くのですが、駅周辺が明るくなってくれると、女性の立場からも安心。期待したいです。
犬山しんのすけさん
2014年05月24日 11時59分
川村屋が残って何より。やっぱり、ココでなければ!と、思わせる店は残さないと。勿論、新しい店はそう思って貰える様な存在になって貰いたく。チェーン店だって、店舗のカラーは出せるモンですよ。