横浜公園で行なわれている「東北復興祭り」はどんなイベント?
ココがキニナル!
横浜公園に震災地の屋台などが並んでいましたが、何をやっているんですか?
はまれぽ調査結果!
復興支援チーム「かながわ11」が主催する「東北復興祭り」です。物産展や屋台村の他、震災地へエールを送るライブイベントも行なわれてます。
ライター:河野 哲弥
「屋台村」では、震災地のラーメンと家系ラーメンの食べ比べが可能
(続き)
来場された方にお話を伺ってみると、勤め先や自宅で見た広告で来場された方が多かった。
特に東北出身者の方が多く、様々な事情から横浜近辺に住むものの、やはり故郷を支援したい気持ちが強いようだ。
中には、わざわざ三重から来てくださったご家族もいた
宮城名物「しそ巻き」も好評
そんな皆さんが一様に「懐かしい」と立ち寄るのがこの「しそ巻き」。
クルミなどを混ぜた味噌を紫蘇の葉で巻いたもので、宮城県と山形の一部の名物となっている。
おばぁちゃんが作ったアノ味が横浜でも楽しめると、評判を集めていた。
やがて夕闇が迫るころ、「キャンドルナイト」が支援の火を灯す
全部で750基のロウソクがエールを送る
淡い輝きに乗せた歌声が夜空に響く
夕方19時から行なわれる「キャンドルナイト」は、同イベントでも最大の見もの。
終日に渡って行なわれる復興支援ライブが、この時だけは幾百ものキャンドルで照らされる。
中でも宮城県第三女子高等学校音楽部のOGで結成された「宮城三女OG合唱団」は、スペインやベルギーの合唱コンテストでも優勝経験のある折り紙付きの歌声。
約100キロも離れた故郷に向けて、イベントを通して最大のエールが送られていた。
復興を願う気持ちは、「人」の中から生まれる
今、各地でいわゆる「復興支援」が行なわれている。
しかし、あたかもイベントを正当化するための免罪符のような形で用いられている風潮が、少なからずある。
そんな中、今回の「かながわ11」の取り組みは、「人」に焦点を当てた本当の支援だと感じた。
今後も我が神奈川県の誇り「かながわ11」の活動に注目していきたい。
尚、「東北復興祭り」は26日も行なわれるので、是非足を運んでみてはいかがだろうか。
―終わり―