横浜市の小学生の応用力が低下? 編集部も小学4年生の問題に挑戦!
ココがキニナル!
横浜市の「学力・学習状況調査」で、小学生の応用力が低下しているという結果が! 教育委員会の対策は? そもそも、どんな問題を解いているの?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
複数の資料や文章から必要な情報を取り出して回答することが課題で、調査結果を受けて指導方針を決定する。編集部が挑戦した結果は微妙
ライター:はまれぽ編集部
いったい、どんな問題なの?
と、ここまで数字で示してきたが、実際、子どもたちがどのような問題に取り組んでいるのかキニナルところ。吉原室長にお願いし、問題の一部を教えていただいたので、読者の皆さんもぜひチャレンジしてほしい。
その問題がコチラ!
実際の問題は外部に出せないので、文言と写真を忠実に再現!
こちらは小学4年生の理科の問題。4年生の理科は全部で19問あり、制限時間は45分。つまり、1問につきかけられる時間は3分弱。
これを、目下ダイエット企画の真っただ中の編集長・吉田を筆頭に、編集部の計5人でチャレンジした。
真剣に取り組む編集部員(左から)小島、吉田、山岸
この問題の狙いは、設問の冒頭から「金属の体積は温度が低いと小さくなり、高いと大きくなることを理解し、電車とレールのすき間と音の関係を考え、表現する」というもの。
本気で悩む山岸。問題文を見た瞬間の驚いた表情は割愛・・・
もはやあきらめの表情の宮城・・・
もう一度繰り返すが、これは「小学4年生の理科」の問題である。
そして、市教委が用意した完全解答は・・・
(1)・・・冬
(2)・・・「冬は空気の温度が低いため金属の体積が小さくなり、レールのすき間が広くなるので」
果たして編集部の結果はいかに!?
まさかの結果に・・・
ただ、補足しておくと、山岸が回答を導くために要した時間は約8分。
それでも達成感でいっぱい!
そんな中、完全解答でしかも3分ほどで正解にたどり着いた小島といえば・・・
ミルク麺を食べたとき並みのリアクション
対して
別の意味で笑うしかない宮城
解答後の編集部の面々は「これが小学生の問題・・・」と言葉少なだった。
前述の吉原室長は「与えられた課題を自分の基礎知識で考え、判断し、表現する力をはぐくんで行かなければグローバル社会にはついていけない。受け身の授業から『取り組む授業』にしていかなければ」と表情を引き締め、横浜市の教育行政について語ってくれた。
取材を終えて
調査では面白い結果も出た。「授業中によく発表する児童生徒は応用問題が得意」というものだ。
「授業中よく発言をしている」と答えた小学6年生の活用問題の正答率が61.6%だったのに対し「してない」児童の正答率は44.7%で16・9ポイントの差が出た。
市教委は「児童生徒が積極的に発表できる授業を計画的に実施することが学習意欲を高めるうえで重要」と分析している。
横浜から世界で活躍できる人材を輩出するためにも、調査の結果を踏まえた計画を期待したい。
―終わり―
おやかたさん
2014年11月06日 22時00分
リアルタイムで、小学校六年生を指導しているので、このような問題を解決する力はついていないなあ、と感じていますよ。でも私のようなよそ者にも、コメントのお返事を下さる、律儀なスタッフの方々を、みなさんあまり不勉強もの扱いしないでね(^-^)
Katagyoさん
2014年07月28日 13時02分
成人した人間がこの程度の話の類推もできないなんて情けない。
カニさん
2014年07月15日 21時40分
全然「微妙」じゃないでしょ。