三井不動産が期限までに横浜市への最終報告できず! 新たに川崎でも不正判明した傾斜マンション問題は今後どうなる?
ココがキニナル!
マンションが傾く! 去年、西区で発生した件が記憶に新しいが、今度は都筑区でも。一体マンションの安全性はどうなっているの?(八景のカズさん、LTさん)
はまれぽ調査結果!
傾斜マンションを販売した三井不動産が建築基準法に基づく報告書を提出したが、最終報告は最大で2016年4月までずれ込んだ。川崎市でも流用が判明
ライター:はまれぽ編集部
「倒壊・崩壊の危険性なし」
横浜市は三井不動産などのこれまでの調べで、杭が「支持層」と呼ばれる強固な地盤に届いていない可能性がある1棟についての安全性も報告するように求めていた。
支持層まで杭が届いていない場合の安全性の報告も求めていた
これについては三井住友建設が第三者機関の意見を踏まえ、杭の状態やセメント量のデータ改ざんを考慮した構造計算を行って検証を実施したところ、大地震に建物が倒壊・崩壊しないことを確認したという。
横浜市建築局建築安全課の石井保(いしい・たもつ)担当課長は「今後、第三者機関の正式な評価を踏まえた報告書の提出を受け、市として建物の安全性を判断する」とした。
最終的には市が安全性を判断する
報告書の提出を受け、横浜市建築局は「今後も三井住友建設・三井不動産レジデンシャルに対しては、早期かつ確実に最終報告が行われるよう指導していく」とコメント。
マンション住民に対しては「両社には住民に対しても適切な情報提供と丁寧な対応についても指導を継続し、市としても関係区局一丸で住民の皆さまの不安を解消できるよう対応していく」とした。
この問題に絡み、根固め液に関するデータ流用があった青葉区の市立あかね台中学校について、不具合はなかったという。
川崎でも
杭打ち工事のデータ改ざんは、ほかの自治体にも広がっている。川崎市でも市の公共施設3ヶ所で、データ流用による改ざんがあったことを市が明らかにした。
川崎でもデータ改ざんが
川崎市まちづくり局施設整備部公共建築担当によると、データの流用があったのは同市川崎区の「桜本住宅」と「臨港消防署」、中原区の「宮内小学校」。
データ流用が発覚した施設と改ざんの内容
川崎市がこれらの施設について施工記録の調査を行い、全ての杭が設計書通りに施行されていて支持層に達していること、適正な量の根固め液が使用されていることを確認。
その上で「建物の傾きやひび割れなどの不具合はないが、データ流用に至った原因究明を進める」とし、「桜本住宅」と「宮内小学校」については、居住者と保護者向けの説明会を開催する予定であることも示した。
取材を終えて
次から次へと出てくる「データ改ざん」という膿。
会社としての信頼回復だけでなく、住民や施設利用者の安全安心を本当に考えているのであれば、1分1秒でも早い原因の究明と迅速な公表をすべきであろう。
この問題については、今後とも継続してレポートする。
―終わり―
マッサンさん
2015年11月14日 22時48分
データ改ざんなど次から次へと出るわ出るわ。杭打ち施工会社の幹部は苦渋の色を隠せません。会社の存続まで危うい状況です。10年前に耐震偽装、構造計算のデタラメ事件がありましたけど、あの時のヒューザーの社長、小島さんは今回の件で取材を受け、販売元の三井不動産レジデンシャルはわるくない。と言ってます。どうなんですかね?
中山さん
2015年11月14日 12時24分
最近マンション傾斜のニュースがあってからやたらと新聞の折り込み広告に新築と中古マンションの広告が増えたが?
ペテン師さん
2015年11月13日 22時26分
諸マスコミでは、杭の支持層への未達・セメント量不足・データ改ざん 等の施工不良ばかり指摘していますが(それを否定しませんが)・・・・ 杭長を決めたのは誰なのか? 杭長を決めるために支持地盤の想定断面を決めたのは誰なのか? ボーリング調査をしたのは誰なのか? ボーリングは何本やったのか?どの深さまでやったのか? 設計の責任者は誰なのか? 不動産屋なのか? ゼネコンなのか? サブコンなのか? 販売企画に参画していた銀行なのか? ・・・・ってな報道ありませんよねぇ!! 基礎工事・土木工学に素人のマスコミが、世論をかき乱し、理工系の作業服の施工業者を悪人とし、スーツの文系の奴らを善人として事件に決着をつけやすいような風潮にしていませんか? 誰かの圧力でさせられていませんか?