返還された上瀬谷通信施設で2026年に「花博」が開催されるって本当?
ココがキニナル!
上瀬谷通信基地の跡地を花博会場にする計画が。以前レポートした農・緑・防災の大規模野外空間というコンセプトに合ってますね。花博跡地の活用法含めてレポートお願いします。(fire_jiさん、たこさん)
はまれぽ調査結果!
242ヘクタールのうち最大100ヘクタールを2026年の「花博」で、跡地は駅や道路などのインフラ整備、残りは農地利用で検討。2016年度末確定予定
ライター:はまれぽ編集部
「6次産業」としての横浜型農業
一方の「農業振興ゾーン」について横浜市は「都市型農業推進のため、農業基盤整備などを積極的に進める地域」と位置づけ。
約110ヘクタールの民有地が基本だが、現状では所有者が点在している。このため、効率的・効果的な土地利用を目的に、大部分を前述の図のように環状4号線(海軍道路)の大和市側にまとめる考えだ。
赤枠側に大部分をまとめる
また農道や市民農園、観光農園、かんがい排水施設を整備したうえで、農家の法人化・企業参入、先進技術を導入することで生産効率や農業所得の向上を目指すとしている。
2015(平成27)年取材時点では横浜市の「農業専用地区」
では、実際に現地で農業を営んでいる人たちはゾーニングを含めた跡地利用についてどう思っているのだろうか。瀬谷区で4代続く「岩崎農園」の岩崎良一(いさわき・りょういち)さんは「瀬谷には若くてやる気がある農家が多い。畑がなくなってしまうと困る」と話す。
岩崎農園で栽培した小麦と横浜ビールのコラボ商品「瀬谷の小麦ビール」
岩崎農園の敷地は約3.5ヘクタールだが、半分は農作物が1年以上作付けされず、農家が数年の内に作付けする予定がない「耕作放棄地」を借りたもの。
岩崎農園もだが、岩崎さんの仲間にはこうした「耕作放棄地」を借り受けて農地を拡大し、新たな取り組みを行う農家も多いという。
観光果樹園などを営む農家も
岩崎農園では収穫体験を受け入れたり、前述のコラボビールのような新しい取り組みを行って、岩崎さん自身も積極的に情報発信をしている。
2016年の新麦で作ったビールの試飲会で岩崎農園の取り組みを紹介
小麦の種まきから収穫作業などにも参加した横浜ビールの太田久士(おおた・ひさし)社長は「モノだけでなく作っているヒトと、その思いを大切にしたいと思っている。『瀬谷の小麦ビール』は岩崎さんの取り組みや思いを一番わかりやすく表現できた、横浜でしか飲めないオンリーワンのビール」と話す。
ラベルに描かれた岩崎さんの笑顔がすべてを物語っている
「すべてを農地として残すのは難しい」とした坂井氏や瀬谷区選出の横浜市議・川口ひろ氏も岩崎さんらの取り組みには好意的だ。
「岩崎さんのような取り組みが続けられる環境を残していかなければならない」という坂井氏に、川口氏も「モノを作って加工し、販売するという『6次産業』としての農業が横浜の都市型農業。岩崎さんらの取り組みが続けられるよう、働きかけていく」と続けた。
「新たな取り組みができる農地を残す」と川口氏
取材を終えて
「若い農家の取り組みをもっと知ってほしい」という岩崎さんが作った新麦は粒も大きく、例年にない出来だという。その小麦で作られたビールは小麦の素材感が最大限に引き出されていて、花のような香りさえ感じられる。
ただただ「おいしい」
このビールを飲める背景には、岩崎さんのような取り組みを行う農家がいなければならないということを実感させられる。
「花博」のようなイベントもインフラ整備も必要だろうが、関係者が納得できるゾーニングや内容で整備をしてほしいと思う。
―終わり―
KOZさん
2018年10月11日 18時18分
アメリカンなテーマパーク作ればいいのに。テーマパークと言っても馬鹿高い入場料とか取るものでなくて、ガーデニングパークみたいな。子供の国みたいな?まあ、やるならしっかりやって欲しいな。バブル崩壊の場末な公園にならないように
がるまぴよこさん
2016年08月17日 12時00分
福生みたいにアメリカンハウスをそのままいかすことはできないのでしょうか?
layさん
2016年08月15日 16時30分
> 跡地は駅や道路などのインフラ整備駅!? 駅って何? 初耳なんですけれど。道路の拡張ならわかるけれど。だいぶ前に長期計画された横浜環状鉄道構想だと二俣川〜中山だったけれど、二俣川〜長津田にでも変更するの?