そば×鉄道のマニアックな探訪スタート！（つづき）

　
　
10番ホームまであって、はやくも気が滅入る
　

ただ、駅そばはありそう！ 期待値MAX！
　

崎陽軒はあったけど・・・
　

そばはなかったー
　

横浜線、東海道線ホームにもないわけ
　

ありそうな駅なのに、ないと分かった時のガッカリ感が大きすぎる。ホーム上にはないが、駅構内には駅そばはもちろんある。今回は、ホームだけ・・・と我慢しながら、次の駅へ向かう。

　

桜木町駅
　

「流れるぞ！」の警告はあれど、そばはなし
　　

貨物車が通る
　

お忘れ物取扱所に繋がる階段
　

よく使う路線だが、こんなのあったんだぁという発見があって、意外とこの企画を楽しみ始めている自分に気が付く。

　

関内駅
　

関内は・・・知っているよ。ないって。

　

でも歩くよ・・・
　

次は石川町駅
　

関内のにぎやかさとは打って変わって、穏やかな石川町駅
　

ヤ3という謎の印を発見
　

次は山手駅
　

トンネルと住宅群がノスタルジックで良い
　

根岸駅
　

ホーム上からも分かる、ザ・インダストリーな風景
　

この駅もホームの端から端を時間をかけて歩いたことが今まで無かったので、とても新鮮だった。最初は「何でこんな企画引き受けたんだろう」と腐っていたが、駅によってレールやトンネル、駅周辺の様子がまったく違うので、とても楽しい。

　

磯子駅
　

端に公衆トイレとトリッキーな標識がある（男子トイレはどこに？・・・）
　

新杉田駅
　

新杉田駅は、ホームの周りがすっきりした印象
　

洋光台駅
　

映画に出てきそうなホーム端！ レールを囲う切り返しが良い
　

港南台駅
　

神殿っぽい端っこ
　

本郷台駅
　

レールがたくさんあって、写真を撮りに来る人が多いみたい！
　

さぁ、ラスト大船駅到着！！
　

大船駅には、根岸線、東海道本線、横須賀線が乗り入れている。

　


大船駅構内はかなり近代的だが、ホームは昭和らしさが残っている
　

1ホーム目（9・10番線）、2ホーム目（7・8番線）、3ホーム目（5・6番線）と順調にない。もうだめかぁ、とあきらめかけた4ホーム目（3・4番線）・・・。

　

あったー！！！！　場所は東海道線（3・4番線）のホーム
　

このうれしさといったら無い。いつもは穏やかな口調で話すオビナタも、「あったー！！！！」とこの（！×4個分の）喜びようだ。創業50年以上の「大船軒」である。

　


左：ワサビ菜紅しょうが天（400円）、かき揚げそば（380円）
　

寸胴からすくわれるつゆは、甘みとしょうゆのバランスがとてもよく、そばはつるっとのどごしが良い。券を渡して数十秒でサービスされ、しかも納得するうまさ。これぞ、駅そばの鏡という味だった。

　

頑張った甲斐あったぞ！
　

大船軒は、駅構内に弁当屋さんもあり、駅構内、駅ホームのそば屋さんは同店が運営していた。
現在は日本レストランエンタプライズ系列であるが、店員さんの話では、「昔は、ここでお弁当やおにぎりを買って、下のそば屋さんに持っていて食べていたお客さんもいました」と古き良き時代を象徴するエピソードを教えていただいた。

　

最後に残った1・2番線を踏破して・・・午後2時52分ゴール！
　

疲れたし、二度とやりたくない！ と言いたい所だが、疲労よりも、駅とそばの魅力にどっぷり浸れて、非常に楽しい企画だった。おいしい駅そばに、鉄道撮影。こんなにエコで、ヘルシーな旅ってほかにはないかも！

　

川崎～大船の全ホームは最初の1675歩を引いて1万8879歩で踏破できる
　

JR川崎駅～大船駅まで、全17駅。ホーム上にあったそば屋さんは、3店舗だった。優劣を付ける気は毛頭無いが、個人的なオススメで言えば、東神奈川の「日栄軒」は、そばを食べるためにぜひ東神奈川駅に足を運んでほしいほどの味であった。

取材を終えて