相鉄線・話題の新駅「羽沢横浜国大駅」に潜入!
ココがキニナル!
開業前の相鉄線「羽沢横浜国大駅」に潜入、その様子をレポート!(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
レンガを多用した駅舎はとてもエレガンス。半面グレー一色の地下ホームは秘密基地のようだった。なお開業は2019年11月30日予定。この日、相鉄・JR直通線も同時に開業する
ライター:若林健矢
まるで秘密基地のような地下ホーム!
羽沢横浜国大駅は、上下線にそれぞれ専用のホームが置かれている、2面2線の「相対式ホーム」だ。ホームはレンガの温かみと自然光に満たされた地上のコンコースとは打って変わり、完全にグレー一色!
階段の終わりでレンガも途切れ、ここからはまるで別世界
地下ホームという環境もあって、まるで秘密基地にいるかのようだ!
見渡す限りグレーの地下空間!
線路の向こうは2番線ホーム
JRと東急に直通する線路寄りのホームの様子はこんな感じ
羽沢横浜国大駅にはもちろん、相鉄線内で設置が進められているホームドアがオープン時から設置される。やはり新しい駅はいいなあ。
開閉部分が黄色いラインで目立つ!
相鉄線はこの羽沢横浜国大駅からJR線や東急線へ乗り入れていくことになる。いったいどこから線路が分かれていくのだろう・・・それらしき分岐はどこにも設置されていないように見えるが、心配は無用だ。この駅を出発したJR線直通線方面の電車は、ホームを抜けた先で二手に分かれる。下の写真でいうと、青い星印がついた線路が東急線への直通線(現在建設中)で、緑の星印がついた線路がJR線への直通線になっている。
地上から見た分岐ポイント
キニナル!開業日はいつ?
相鉄・JR直通線と羽沢横浜国大駅の開業日は、2019年11月30日!
開業まであと約8ヶ月!とても待ち遠しい!
かしわ台車両センターにて直通運転の開業日を発表!
詳しい行き先、停車駅、時刻表は現在調整中とのことだが、羽沢横浜国大駅の隣駅はもう設定されている。武蔵小杉(むさしこすぎ)駅だ。
あれ?さすがに距離が離れすぎていないか!?
もう一度言おう、羽沢横浜国大駅の隣は武蔵小杉駅だ。
なぜそんなことになったかというと、相鉄・JR直通線が東海道貨物線を利用することにある。同線は羽沢貨物駅を出てから長いトンネル区間を越え、京急線の生麦駅付近でJR線に合流するのだが、貨物線上にはもともと旅客営業のホームがない。そのため予定では直通線は鶴見(つるみ)駅と新川崎(しんかわさき)駅側も通るが、物理的にホームに停まれないのだ。
営業が始まり、直通線を利用する場合は、くれぐれも乗り越しや乗り間違いのないように・・・。
相鉄線とJR線のレール締結式!
また同日、羽沢横浜国大駅ホームにて、相鉄線とJR線のレール締結式が執り行われた。
相模鉄道株式会社の滝澤秀之(たきざわ・ひでゆき)社長らによって、2つのレールが結ばれ、続いて締結箇所の点検と、安全運行を願っての清めの儀(お酒をレールに撒く儀)が行われた。
司会の「えい!」の合図でレールを締結!
締結箇所、異常なし!
テープカットとくす玉割りが行われた後、「渡り初め」として相鉄のモーターカーが、締結されたばかりの線路を完走し、式は無事に終わりを迎えた。
関係各社の結びつきが強まるのを感じ、ますます相鉄・JR直通線から目が離せない!
報道陣の目の前で締結されたばかりのレールを渡り初め
取材を終えて
報道向けに先行公開された「羽沢横浜国大駅」。
今までは相鉄線から東京方面へ向かうには横浜駅での乗り換えが必要だったが、路線の選択肢が増えれば人の流れも変わるはず。
相鉄・JR直通線の開業までもう少し!楽しみに待とう。
なお、相鉄・東急直通線は引き続き工事が進められる。
-終わりー
取材協力
相鉄ビジネスサービス株式会社(相鉄グループ)
共同ピーアール株式会社
たけむらさん
2019年04月07日 14時04分
東急とJRに分かれるターミナル駅なのに線路は上下線各1本ずつか。ダイヤが乱れたときにさばき切れるか、少し心配。
ナチュラルマンさん
2019年04月02日 18時43分
どこかの記事で残念な駅のひとつにされてしまいました。実際は横浜国大が駅近くでないから、と。小田急の読売ランド前駅、東武東上線の森林公園駅、などと同じ扱いでしたが、羽沢といえば農業が盛ん、駅前に羽沢産の野菜直売やサカタのタネの売店が出来たらいいなあ!横浜羽沢貨物駅見学ツアーとか、企画したら残念な駅にはならないと思います。
幸人さん
2019年03月31日 16時35分
みなとみらい線の新高島駅を思い出すシックなデザイン。かっこいい。ホームから地上部に向かうとレンガ調のアクセントもワクワクさせますね。