いよいよ墓地内へ

大芝台公園


遠方にはランドマークタワーが！

ここは“何かが他の墓地とは決定的に違う”と思っていたが、ランドマークタワーを見てハッとした。「根岸共同墓地」のすぐ隣に米軍住宅があり、生活空間である住宅街や公園が存在する。

「根岸共同墓地」のすぐ隣にはアメリカ(米軍住宅)があり、“国境”を感じさせる。また、“過去”の象徴である墓・住宅街など人が生活する“現在”・“未来”的なランドマークタワー…と3つの時空が混在している場所なのだ。

墓地の中も「参拝者がいる墓」と「参拝者がいない墓」と、強烈なコントラストを成す風景画が広がっている。…思わず感慨に浸る松宮。

ここで「取材が終わった」と吉田氏に報告。すると…

「夜の雰囲気も取材するためにその場で待機！」という非情な言葉とともにガチャ切り。
　

そろそろカラスも帰る時間なのに…

仕方がないので、墓地内を歩き、暗闇を待つ。だが、日が長くなったため、中々暗くならない。…結局、2時間半ほど1人で墓地に待機。
　

　

　

　

夜は本当に真っ暗だった…

写真を撮影し、一目散に走り去る松宮。

地域住民の声

墓地の目の前にある有限会社「石井石材店」に突撃！

やや緊張しながらドアを開け、「すいませ～ん…」と中に入る。すると、ものすごく迫力のある男性の後ろ姿が！だが、ひるまず取材を敢行せねば！

勇気を出して「根岸共同墓地」を取材していると告げると、三代続くという「石井石材店」の代表取締役・臼井芳明さんは気さくにお話してくれた。
　

一見強面だが、超やさしかった臼井さん

地元の方は『根岸共同墓地』を恐いと思っているのか伺ったところ、「いや、全然。根岸共同墓地で(幽霊)が出たって聞いたことはないよ」とのこと。地元の人は夜でも犬を連れて墓地の周囲を散歩しているそうだ。
　
また、ネット上で「根岸共同墓地」の記事が掲載されていることに関しては、「いや、知らねーな。俺、PCではゲームしかやらないし」との答え。なお、冷やかし半分などで墓地を見に来る人というのはほとんどみかけないそうだ。

取材を終えて

―終わり―