八景島シーパラダイスにできる新施設を一足先に徹底レポート!
ココがキニナル!
横浜・八景島シーパラダイスで新施設ができるとニュースで見ました。ぜひ詳細レポートしてください!(ゆっかさん、恋はタマネギさん、Aloha.Rickyさん、ごんたろうさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
自然の海ならではの営みを体験し、学び、獲り、食べることができる「うみファーム」。楽しさはもちろん、環境について改めて考えさせる有意義な施設だった!
ライター:吉澤 由美子
環境改善などの取り組み
「うみファーム」では、セントラルベイの環境改善・水質浄化に取り組み、東京湾本来の生物相、生態系の回復を図るための事業を行っていく予定で、学習要素を取り入れたプログラムも提供されるそう。
さらに、環境改善の取り組みの一環として、ワカメが海の環境改善にどのような役割を持っているかなどを学ぶプログラムもある。
海での養殖は普段の生活ではなかなか縁のないもの。とても面白い経験になりそうだ。
金沢小学校の子どもたちが2012(平成24)年11月に植え付けたワカメの収穫を行っていた
さらにワカメの育成は、ブルーカーボン啓発活動にもつながっている。この活動は、「うみファーム」が横浜市と協働で展開していくもの。
植え付けた時は、10cmくらいの大きさだったとか!
森林による二酸化炭素吸収「グリーンカーボン」に対して、海洋生物による吸収を「ブルーカーボン」と呼ぶ。「国連環境計画報告書」によると、全世界から1年間に排出されるCO2量72億トンのうち、海洋全体で吸収される量は22億トンもある。
森林など陸上で吸収されるのはわずか9億トン、大気への放散が41億トンだ。また、自然界で固定化される炭素の55%はブルーカーボンと推定されている。
ワカメの生育体験は、海の環境改善や地球温暖化対策の取り組みを実感できる『海育』なのだ。
追加されるアトラクション
食育ゾーンとオーシャンラボからなる「うみファーム」に加え、新しいアトラクションなども加わっていた。
ドルフィンファンタジー近くのウッドデッキには、イルカの形をした電動のボートで海に出ていく「シーボート(3分間/500円)」が登場。
漕がなくていいので楽ちん
現在は海水温が低いためもう少し暖かくなってからだが、シーボートが乗り出す海にはイルカが泳ぎ、そのイルカにご飯をあげるアトラクションも予定されている。
現在はペリカンがいた
海上走行型電動ボートを使うことで、イルカにも環境にも優しく、海を体験できるアトラクションとなっている。
スピードは低速と高速に切り替えできる。高速は思ったより速かった
さらに、「海のバーベキュー 焼屋」という施設も登場。海鮮や牛肉などとともに、「うみファーム」で獲った魚や貝も焼いて食べることができる。
バーベキューは海辺に似合う (※画像:横浜・八景島シーパラダイス)
取材を終えて
今までの水族館に「獲る」「食べる」を加えた新しいかたち。「うみファーム」は、今までしたことのなかった体験がいっぱいつまったワクワクする施設だった。湾内の環境改善も行うとのことなので、先々、どんな生物を見ることができるようになるかも楽しみだ。
なにより魚を釣る・獲るのは面白いし、獲れたての魚は絶品!
そして、獲って食べるという行為は、「いただきます」という言葉が、いろいろな生き物の命をいただいて自分の命をつなぐことだと実感させてくれる。
そうした気持ちを思い出させる「うみファーム」はとても意義がある施設だと思った。
左が食育ゾーン、右がオーシャンラボ (※画像:横浜・八景島シーパラダイス)
― 終わり ―
横浜・八景島シーパラダイス
※営業時間は日によって違います。八景島シーパラダイスサイトをご確認ください。
3月8日(金)からの料金体系
アクアリゾーツパス(水族館4施設共通入場券)
大人・高校生2900円
小・中学生 1700円
幼児(4歳以上)850円
シニア(65歳以上)2400円
ushinさん
2013年03月05日 14時09分
電動ボートって小型船舶なんたらの免許要らないなら乗ってみたい。