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景色も味も香りも、出会った人々もあたたかかった、はま旅Vol.105「田奈」編

ココがキニナル!

横浜市内全駅全下車の「はま旅」第105回は、駅前から畑や田んぼが広がる東急田園都市線「田奈」駅。景色も香りも味も春真っ盛りの田奈は出会う人々もみんな春のようにあたたかかった。

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ライター:吉田 忍

氏神様にお参りして地産地消がモットーの居酒屋へ

四季菜館で、幻の「田奈うどん」なるものの情報を聞いた。
地元の小麦粉で作られているうどんで、4月から5月頃に乾麺として販売が開始されるが、その人気と数量の問題で夏頃には売り切れになるという。普通のうどんとは全く違っていて、それがまたとてもうまいらしい。

今の時期、購入はできないが、「駅近くの居酒屋では1年分仕入れているので、食べられるかもしれない」という情報を得た。それはぜひ食べてみなければならぬ。しかし開店は午後5時、少し時間がある。そこで、その前に氏神様へお参りにいくことに。
 


1187(文治3)年5月、武蔵国桝杉城主・稲毛三郎重成により創建された


「神鳥前川神社」、読めますか?
正解は「しとどまえかわじんじゃ」。創建当時は「白鳥前川神社」と名付けられたと伝わる。白鳥は祭神、日本武尊が逝去した際、白鳥になったという神話から神鳥となり、前川は恩田川。
 


神鳥前川神社の境内
 

富士の神を祀った仙元社(せんげんしゃ)は安産の神様


お参りを済ませると、ようやく待ち遠しかった午後5時。結構歩いたのでビールが旨いぞ。
 


幻の田奈うどんが食べられる「居酒屋スタミナ田奈」
 

入ったときにはまだ外が明るかったが・・・、呑むのだ


伺うと、田奈うどんだけではなく、地産地消をモットーに地元の野菜を使ったメニューが多いという。
そこで田奈づくしでお願いした。
 


ふきのとう天ぷら 600円。お手製の桜塩でいただく


春の香り、品のいいほろ苦さと風味がビールに合う。
 


ねぎ焼 2本300円。柔らかさ、甘味、旨味の濃さに感動


散歩の途中に出会った井上さんから聞いた田奈のネギだ。
特においしいとお勧めされたものを食べるシアワセ。
 


里芋揚げ 500円。ねっちりした里芋の揚げ出し


このあたりから筆者は焼酎に突入。
 


祖父母がここで店をはじめて、3代目という橋本さん


店主の橋本さんは、田奈ベーゴマ倶楽部も主催している。はまれぽでも紹介した、梶が谷のファミマの方とも交流があるそう。
 


店の前で開催されるベーゴマ大会の賞品。オリジナルのカッコいいベーゴマ
 

そろそろ締めに「田奈うどん」
 

これが幻の「田奈うどん」。ざるうどん600円


見た目は蕎麦。しかし、もちもち感やつるっとした咽喉ごしはうどんならでは。腰の強さと豊かな風味は、うどんの概念を超えている。うまい。本当にうまい。
 


この時期には入手不可能の「田奈うどん」袋入りも見せてもらった




旅を終えて

何も無い所だよという声もあり、「困っタナ」「弱っタナ」になるかと思いきや、思いがけず盛りだくさんになった田奈散歩。タナからぼたもちも見つかったし、田奈にして、良かっタナ。


― 終わり ―


■今回のはま旅「田奈」周辺

(Googleマップより)
・「東急多摩田園都市まちづくり館」神奈川県横浜市青葉区田奈町76
・「横浜市青葉国際交流ラウンジ」神奈川県横浜市青葉区田奈町76
・「JA田奈『四季菜館』」横浜市青葉区田奈町52-8
・「神鳥前川神社」神奈川県横浜市青葉区しらとり台61-12
・「居酒屋スタミナ田奈」横浜市青葉区田奈町15-1

 

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  • 面白かったです。田奈に行くことがあればお土産は絶対にぼた餅にします。 

  • 田奈は小生も先月行っ田奈(笑)。駅前が工事中で雑然としていましたが終わったようですね。田奈うどんは同じく初耳でした。長津田にも地粉うどんがあるようですし(4年前に食べたきりなのでなくなっていたら申し訳ありません)機会があれば食べ比べてみたいです。

  • 鉄道を核にして、田園を都市にしてしまったんだから、やっぱ東急はすごいもんだ! オイルショックに見舞われるなど、時期が違うというのはあるが、これを手本にした相鉄いずみ野線は緑園都市計画が思うように行かず、少々苦労した時期もあった。

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