横浜市の「電力を見える化する」スマートシティプロジェクトってどんなもの?
ココがキニナル!
横浜市ではスマートシティプロジェクトという事業を行っていて、横浜市内の一般家庭へ向けて「電力の見える化」を導入して実証実験に参加するモニターを募集しているそうです。調べてください(ドマニさん)
はまれぽ調査結果!
スマートシティプロジェクトは、市民、民間企業、市の連携によりスマートシティモデルを構築する事業。電力の見える化の促進は、省エネにとても効果的!
ライター:吉澤 由美子
モデルルームのHEMS
リスト株式会社は関内に本社を持ち、横浜・湘南を中心に新築分譲マンション事業などを展開している不動産会社。今回、鶴見駅前のモデルルームを見学に行った「リストレジデンス鶴見カレンコート」は鶴見川沿いに今年12月竣工予定で、販売戸数は91戸。
鶴見駅近くにある「リストレジデンス鶴見カレンコート」マンションギャラリー
その全戸にHEMSシステムが導入される。
モデルルームの入口。実際に購入するわけではないのに、わくわくしてくる
このモデルルームにもHEMSが導入されているので、実際に「電力の見える化」を体験することができる。
鶴見川沿いに建つので、鶴見川の花火がベランダの真正面に見える部屋も多いとか!
実際に見せてもらったHEMSの中核の役割を果たすのは、配電盤の横に収まった小さな機器。
配電盤が入っている下足入れの中にHEMSの機器があった
将来的には、「電力の見える化」のほか、家中の機器のコントロールやエネルギー使用量を最適化するといった機能も使えるようになるらしい。ただし、コントロールや最適化は現在の家電製品で対応しているものがまだ少ないこと、そして法的にまだ使用が許可されていない機能もあって、今すぐ使えるのは一部メーカーのエアコンを「オフする機能」程度とのこと。
エアコンのオフ機能は使うことができる
電気使用量の見える化はWi-Fi(ワイファイ)を使って、スマートフォン、タブレット、PCでモニターを確認できる。ほかにTVではパナソニックのビエラがこれに対応している。
ここではHEMSの電気使用量の見える化を確認する機器としてiPadが用意されていた。
使っている電力量を確認できる
現在使っている電気使用量を見る場合には、シンプルな画面のほか、球の大きさで直観的にわかりやすくしたバブル画面、お子さんにも親しみやすいペンギンのキャラクターを使った画面をセレクトすることが可能だ。
使用電力量画面では、あらかじめ設定された分岐回路ごとの使用電力量を確認できる。また、各項目は前日、週、月、年といった単位で集計され、棒グラフで表示される。月末までの電気使用量予測値などもわかる。
棒グラフで使用量を確認できる画面も。右は案内してくれたリストの山田瑞紀さん
リビングからベランダにかけては全面窓ガラス。複層ガラスなので、冷暖房効果が高い
マンションギャラリーでは、HEMSを見てみたいという方も歓迎してくれるとのことなので、興味のある方は実際に体験してみよう。
取材を終えて
「横浜スマートシティプロジェクト」は、市民、民間企業、市の連携によりスマートシティモデルを構築し、その成功モデルを全国・海外に展開するための取り組み。
その中で行われている一般家庭への電力の見える化、HEMS促進は、リアルタイムの電気使用量を確認することで、省エネや節電に対してモチベーションを保つことができるもの。
約16万円という機器とその設置費用はかなりのぜいたく品。それを公的な補助を受けて実証実験に参加することで、1万円で設置できるのは、大きなチャンス。
横浜市が募集するHEMSを家庭に導入して参加するモニター公募期間は平成26年3月まで。ただし補助額が予算に達した場合、最短で平成25年9月30日(月)で締め切られる。興味のある方は公募ページをチェック!
― 終わり―
横浜市温暖化対策統括本部 横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)
http://www.city.yokohama.lg.jp/ondan/yscp/
平成25年度 YSCP実証HEMS等導入事業
http://www.city.yokohama.lg.jp/ondan/hems/
Japan Smart City Portal
http://jscp.nepc.or.jp/
リストレジデンス鶴見カレンコート 公式サイト
http://www.list-r.com/tsurumi/
雲葉 @since1992さん
2013年07月30日 11時24分
節電のためスマートフォン、タブレット、PC、パナソニックのビエラの電源をこまめに切りましょう。補助金使ってメーカーや電力会社を儲けさせるだけでは?毎月の電気料金の請求書を見て考えたほうが、よっぽどお金はかかりませんよ。