日本大通りの茂みに現れる40体の「光るフラミンゴ」の正体とは!?
ココがキニナル!
日本大通りの歩道の緑地部分にフラミンゴのオブジェがたくさん置いてありますが、何故フラミンゴ?キニナル(さぶさぶろーさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
2008年から登場した40体のフラミンゴの正体は「日本大通り活性化委員会」によるイルミネーションライト。フランス生まれの会長が発案したもの
ライター:濱屋 亘
道行く人に突撃取材を敢行した
ところで、街ゆく人はこのイルミネーションをどう思っているのだろうか。今度は実際に、道ゆく人に直接インタビューしてみた。
「せっかくスペースが空いてることだし、いいと思う」(50代男性)
「夏のイルミネーションって、いいですよね」(40代女性)
また、これから家族と待ち合わせをしておられたCさんは、「昼はなんだろうと思っていたんだけれど、夕方歩いてきたら光がついていてすごくステキ。かわいい」
なかなか好評のようだ。
待ち合わせで座っておられたCさん。後ろに見えるのはすでにライトが付いたフラミンゴ
ところでこのフラミンゴ、ライトアップされたらどんな感じになるのだろうか。筆者はまだライトアップの様子を見たことがない。そこで、日が暮れるまで待ってみることにした。
そして夜までまってみた
午後5時。ようやく辺りも少しづつ暗くなり始めてきた。仕事帰りだろうか。道行く人もスーツ姿の人が目立つ。一日の仕事を終えて、歩調を緩めて通り過ぎていくその背中には、どこかほっとした空気すらうかがえる。
「そろそろよね」
ふと、女性の話し声が耳に入って振り返ると、30代とおぼしき女性が二人、ベビーカーを押しながら通り過ぎていった。なんのことだろうと思った矢先、暗がりになり始めていた草むらの中で、華やかな光がぱっと灯った。ナイトイルミネーションが始まったのだ。
光が灯ると、辺りは一気に華やかな様子に変わった(日没ごろ)
このサマーイルミネーション、点灯は日没~夜10時まで。今年は9月28日(日)まで開催している。
辺りが暗くなるにつれ、その姿はますます魅力的になる
置かれているフラミンゴの中に一対だけ、向かい合った姿がハート型になるフラミンゴがあるという。この前でカップルが写真を撮ると幸せになれるという噂も、あるとかないとか。確かめたい人は、是非行ってみてほしい。
「前に立って写真を撮ると幸せになれる」ラブ・フラミンゴ。どこにあるかは秘密!
取材を終えて
日本大通りに立つフラミンゴの群れ。いまや市や県といった行政をも巻き込み、地域一丸となってという思いの下に明るく灯るその姿は、ただのイルミネーションであるという以上に、地域と共に歩み、発展を願う人々の希望の光のようにも見えた。
―終わり―