普通のカフェと違う武蔵新城に新しくできた「メサ・グランデ」とは!?
ココがキニナル!
武蔵新城に新しくできたメサ・グランデというカフェは、お店の前で野菜を売っています。他に貸しスペースなどもやっているようで気になります。いったいどんなお店なんですか?(sakikawaさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
メサ・グランデはキッチン込でカフェを貸し出すサービスや起業サポートなども行っている新しいタイプのカフェ!
ライター:吉澤 由美子
4月1日、地元の野菜を中心にして、地域の交流や飲食店などの起業をサポートするカフェ「メサ・グランデ」が川崎市の武蔵新城駅近くにオープンした。
第一ホテルの裏手にあるメサ・グランデ
メサ・グランデは「大きなテーブル」という意味を持つ言葉。大きなテーブルを囲んで、食を楽しみながら地域や人がつながるというイメージで、この言葉が店名に選ばれた。
このカフェは、「NPO法人ぐらす・かわさき」の運営。ぐらす・かわさきは、10年以上に渡って川崎市で地域活動を行ってきた団体。今回、「食」をテーマに絞ってこのお店をオープンさせた。
このお店の特長は、キッチンの設備を含めたカフェ自体をリーズナブルな価格でレンタルできるさまざまなメニューがあること。カフェで自分の料理を出せるなんて、ちょっと面白そう!
そこで、メサ・グランデに行って、お店のコンセプトやシステムなどを、店長の佐藤ゆき恵さんにうかがってきた。
店長の佐藤さんは、おっとり優しい雰囲気
かわさき・みんなのキッチンプロジェクト
メサ・グランデには、地元野菜販売のマルシェ、地元野菜たっぷりのお弁当・お惣菜販売のテイクアウトショップ、カフェ、キッチンを自由に使えるレンタルスペースという4つの顔がある。
お店の前には、今日のランチ(おべんとう)のメニュー
まだオープン間もない現在、お店の基礎となる野菜とお弁当の販売を中心に、少しずつ活動の幅を広げていっている。
キッチンを含めたカフェ自体を貸し出すサービスや、飲食店起業などの支援といった試みは、「かわさき・みんなのキッチンプロジェクト」から生まれた事業。
このプロジェクトは、ぐらす・かわさきと川崎市経済労働局、川崎商工会議所で構成された「かわさき・みんなのキッチン推進協議会」が行っているもの。神奈川県新しい公共の場づくりのためのモデル事業にも選定されている。
「食」を通じた地域コミュニティづくり。誰もが住みやすい地域社会づくり。そして、地域の問題点を解決するビジネスの起業を支援し、女性や若者の就業支援機能が発揮できる場になることを目的としたお店だ。
高津区の野菜が並ぶ、カフェ店先のマルシェ
お店の雰囲気はナチュラル志向のシンプルでお洒落なカフェ。入口横には木製のディスプレイ台があって、フレッシュな野菜が並んでいる。
白菜ひと玉分くらいありそうな、迫力の高菜が250円!
地元、高津区の野菜だから採れたてで新鮮
生のものを見たのははじめての高菜、アイスプラントなど珍しい野菜もあれば、ジャガイモ・タマネギ・ニンジンといったベーシックなものもそろっている。
アイスプラントは、プチプチした食感とほんのり塩味が面白いサラダ用野菜
グリルで焼いて食べたい太めの長ネギ!
地元の農家に提供してもらう野菜は、短い旬のものも多く、まさに一期一会。
この野菜を購入し、メサ・グランデのキッチンを使って自分で料理する「家庭科カフェ」などの試みも検討中。