【震災れぽ14】横浜の水道水は大丈夫?
ココがキニナル!
東京の浄水場から放射性物質が検出されたみたいだけど、横浜は大丈夫なの?
はまれぽ調査結果!
横浜市水道局に現状を確認したところ、問題ないそうです。
ライター:はまれぽ編集部
3月23日、東京都水道局の金町浄水場(葛飾区)で、水道水1キログラムあたり210ベクレルの放射性ヨウ素が検出された。それにより、東京都は食品衛生法で定めた1歳未満の乳児の暫定基準値(100ベクレル)を超えているとして、23区と武蔵野、町田、多摩、稲城、三鷹の5市に対し、乳児に水道水を飲ませないよう要請した。
しかし、3月24日正午のニュースでは基準値が100ベクレル以下となり、摂取の自粛要請を取りやめたようだ。なお、国が定める基準値では乳幼児以外の場合、300ベクレル未満とのこと。
では、横浜の水道水はどのような状況なのか?早速、横浜市水道局に話を伺った。
横浜市の水は大丈夫なのだろうか?
-東京で浄水場から規定値以上の放射性物質が検出されたみたいですが、横浜市は大丈夫でしょうか?
はい、問題ございません。現在(24日15時22分)において人体に影響のある数値は検出されておりません。
-その根拠とは?
横浜市には小雀浄水場、西谷浄水場、川井浄水場と3つの浄水場がありますが、そこからは現在、国が定める基準値以上の放射性物質は見つかってないからです。
-放射能による影響はありませんか?
いまのところ問題ございませんのでご安心下さい。
-具体的な数値を教えていただけますでしょうか?
現在、集計中なので正確にはお答えできかねますが、昨日とほぼ変わらない状態です。
-では、その数値はどこで見ることができますか?
横浜市水道局のホームページでご覧いただけますのでご参照いただければと思います。
横浜市水道局のHPで放射能の状況を確認できる
横浜市水道局の話を聞く限りでは、横浜市内の水道はひとまず安心のようだ。
なお、3月24日10時50分に横浜市水道局のホームページを確認したところ、3月23日時点で水道水1キロあたり11.9ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたようだが、乳児の暫定基準値(100ベクレル)を下回り、乳児はもちろん成人においても普段の生活において利用する分には問題ないレベルだ。
取材を終えて
東京では浄水場から基準値以上の放射性物質が発見されたため、一部の住民が水を買い占めていたとの情報を得た。また、横浜市においても同様の出来事があったという。
確かに不安な気持ちも分からないでもないが、落ち着いて考えてほしい。
今回の件で、水が本当に必要なのは乳児を持つ家庭だ。
この水が無ければ乳児にミルクを飲ませることができない。
飲ませることができなければ最悪の事態もありえる。
我が身の保身を考えた行動により、幼い命が消えてしまう可能性があるということを忘れてはならない。
皆さんには、良識ある行動をお願いしたい。
― 終わり―
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