月に1度? ドクターが無料で治療? 聞きなれない「おもちゃ病院」って何?
ココがキニナル!
そごう横浜店に「おもちゃ病院」という病院があるそうです。どんなおもちゃでも直してくれるのか、どんな方が修理するのか気になります。(黒くてもシロッコさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
壊れたおもちゃを「原則無料」で直してくれる「おもちゃ病院」。直せないものもあるが、おもちゃドクターは小さな思い出と夢をつないでいた。
ライター:クドー・シュンサク
おもちゃ病院となると、確かにどんなおもちゃでも直してくれるのか、しかもどういう風にとか、専門家というかおもちゃの医者ってどんな人、そのあたりはキニナル。
月に一度、おもちゃ病院を開催しているというそごう横浜店へと向かうことに。
「愛着のあるものを大切に」おもちゃ病院
そごう横浜店の8階、おもちゃとキッズのフロアへ。日曜日のこういうところは、さすがのにぎわいをみせる。フロアの奥へと進むと、こども広場という場所に到着。
こちらの奥に発見
おもちゃ病院
おもちゃ病院。のぼりには「日本おもちゃ病院協会」とも書かれている。
少々、おもちゃ病院の様子を見させていただくことに。
もくもくと
作業に打ち込む
時に隣の手元に目をやり
時に知恵を寄せ合う
受付はこちら
見ていて、職人の風がちらつく、ちょっとかっこいいおじさんたちといった印象。
ここで、そごう横浜店の販売促進部・広報の花岡陽子さんに、おもちゃ病院についてお話を聞く。
おじさんたちは「おもちゃドクター」だという
毎月一回、日曜日に“開院”するという「おもちゃ病院」。持ち込まれたおもちゃをまず受付で“問診”し、その後ドクターが“治療”に入るという運び。原則修理は無料。交換などで部品が必要な場合は実費のみ必要だが、治療費は無料。
その目的とは
持ち込むおもちゃもノンジャンルで受け付け。プラレールからロボット類、楽器のおもちゃからお人形まで、なんでもこいのおもちゃ病院。ただ、原則としてドクターが判断するが、ゲーム機などの精密機器や改造が禁止されているエアガンなどは、修理することができないという。
その運営の目的は、と花岡さんに尋ねると「モノの大切さを伝えていきたいというのが始まりです。壊れたら、すぐに新しいものを買うのではなく、思い出のあるモノを大切にすることの良さをお子さまに知っていただき、そしてその思い出を守るというのがおもちゃ病院です。そごう横浜店には壊れたおもちゃを修理してくれる人がいるという安心感も発信していければと思います」とのこと。
素敵な場所です
修理というか、おもちゃを治療するのは全国各地でおもちゃを修理しているボランティアグループ「日本おもちゃ病院協会」の方々と、同協会の養成講座を受けたそごう横浜店の社員の方々。
おもちゃドクターは、もちろん、どこで買ったどんなおもちゃでも大事に治療してくれるという。そごう横浜店では、2013(平成25)年6月よりこのサービスを開始した。
その活動は反響を呼び各新聞紙でも紹介された
ここで修理(治療)を受け付ける際のルールを確認。
修理例:破損部分の接着、汚れ除去、機械調整、スイッチ交換など(基本ノンジャンル)
・お受けするおもちゃは1人1台まで。例外として、プラレールなどの手の平サイズのものは2台まで。
・当日修理が終わらないものに関しては、次回開催日にお返し。
・原則無料で対応
続々と受付のところへ問診にやってくる
次のページでは「日本おもちゃ病院協会」会長のおもちゃドクターに話を伺いつつ進めていきたいと思います。
それでは次のページで