横浜駅西口、路上販売の弁当屋さんって合法なの?
ココがキニナル!
横浜駅西口付近でよく見かける路上販売の弁当屋は、正規の手続きを取って販売しているのでしょうか?(BOSSさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
敷地の使用許可は得ずに販売していることが多いようです。中には、保健所の義務違反を犯している露店もありました。
ライター:河野 哲弥
最近よく見かけるようになってきたのが、お弁当の路上販売。
栄養バランスや、見た目の鮮やかさに気を配った商品が続々と登場。
そのほとんどがワンコイン以下という手軽さも人気を呼んでいる。
しかし、こうした路上販売には、保健所の食品衛生法に基づく許可や、県警の道路交通法に基づく道路使用許可などが必要なはずだ。また、近隣の一般の飲食店とは、どのように折り合いを付けているのだろうか。
その辺の実態を、横浜駅西口付近で弁当を販売している露店商や各行政機関に直撃取材してみた。
露店のお弁当屋さん、一例
横浜駅西口、ヨドバシカメラ裏手に潜入(鶴屋町近辺)
11時半ごろを堺に、設営をはじめる各露店
またたく間に売れはじめていく
最初にあたった露店商に話を伺ったところ、大元の会社は保土ヶ谷区にある「デ・ピース」社とのこと。
かれこれ20年以上も弁当販売を続け、今では官公庁にも卸している老舗の仕出し業者。
この場所では7年くらい前から営業しているそうだ。
近くにあるコンビニよりも歴史が古いため、お客さんを取った・取られたなどのトラブルは起こっていないのだとか。
同社がこの界隈で開いている露店は合計3店舗。他にも横浜や関内などで幅広く展開している。
もちろん保健所の営業許可は得ているとのこと。しかし、道路使用許可は取っていないと話していた。
「タンドリーチキン」他、約12種50食を販売。各450円
製造元等を明記したシールが貼ってある
必ず三色以上の彩りになるよう工夫しているというお弁当は、本格的な風味が美味しいばかりか種類も豊富。
購入された方の中には、週3日から4日利用しているという男性もいらっしゃった。
と、そんな中、衝撃的なハプニングが・・・。
バスも停まるほどの人気ぶりに、思わず唖然
運行中のバスの運転手が買っていった
お弁当を買っていった制服姿の男性、実はこのバスの運転手であるようだ。
方向幕なども表示されているので、てっきり「運行中」だとおもったのだが、実は待機中とのこと。
バスの中には、その日のうちに別の系統(路線)へ移動するようなスケジュールもあり、バス会社の車庫などの他に、認められた公道で待機するケースがあるそうだ。それにしても、このお弁当の人気を象徴する出来事だった。
こちらは、西区の「きりん亭」が運営する露店
白米や五穀米など、3種類のご飯が選べて500円
このように、数社がそれぞれのお弁当を販売していたのだが、保健所の許可はあるものの、敷地や公道の使用許可は取っていないのが現状であった。
そんな中、ちょっと怪しそうな弁当屋を発見。
何が怪しいかというと、お弁当に製造元などを記したシールを全く貼っていないのだ。