サイプレス上野とロベルト吉野を徹底解剖!
ココがキニナル!
ヒップホップユニットの「サイプレス上野とロベルト吉野」ってどんな人?
ライター:桐生 由美子
横浜には多くのミュージシャンがいる。以前『はまびとインタビュー』に登場したクレイジーケンバンド(以下CKB)の横山剣さんも、横浜の偉大なミュージシャンのひとりだ。
そこで今回、はまれぽが白羽の矢を立てたのは、ヒップホップユニットの『サイプレス上野とロベルト吉野』(以下、サ上とロ吉)だ。
今年9月14日にリリースした、Mini Album『YOKOHAMA LAUGHTER』には、CKBの『空っぽの街角』RIMIXが収録。ドリームハイツで育った彼らの悪ガキ時代の話や憧れの剣さんへの思い、そして読者がキニナルありとあらゆる質問をぶつけてきた。
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取材場所として指定されたのは、大さん橋の入口近くにある『JACK CAFE』。
さっそくインタビュー開始だ!
JACK CAFEはふたりの大好きな店
いたずらっ子丸出しのMCサ上さん(右)と後輩なのに落ち着いて見える?DJロ吉さん(左)
度肝を抜かれるパフォーマンスがウリだった時代
―サ上とロ吉を結成したのはいつですか?
サ上:2000年です。でも「結成しよう!」とか「がんばろう!」っていうノリでしたわけではないです。俺ら幼なじみなんで。
―子どもの頃からの知り合いなんですね?
サ上:そうです。今は無きドリームランドの横にある、ドリームハイツという団地の仲間です。
吉野が1学年後輩で、気付いたら俺の仲間と吉野の仲間でツルんで遊んでました。もう20年くらい一緒にいますよ。
デビューアルバム『ドリーム』のジャケットイラストの元になった1枚
―“サイプレス”と“ロベルト”の由来は?
サ上:いっぱいあるレコードの中から1枚引っ張り出したら、“サイプレスヒル”っていうヒップホップアーティストのレコードだったんでこの名前に。ほかのを引いてたらそっちになってました。
ロ吉:俺は行きつけの床屋のマスターが、キャプテン翼に出てくる“ロベルト本郷”にそっくりで、そこからもらいました。おっさんくさくてシブイ人が好きなんで、「よしロベルトもらおう!」って。
―憧れのミュージシャンはいますか?
サ上:いろいろいますが、CKB(クレイジーケンバンド)の横山剣さんが好きです。すごい偉大な方で、影響を受けました。
―横浜では主にどこでライブをやっていますか?
サ上:元町の『LOGOS』や『THE BRIDGE YOKOHAMA』あたりです。
―横浜以外でよくライブをやる場所は?
ロ吉:大阪です。昔から行ってるんで、土地感もあるから楽しいんですよ。
サ上:四国もノリがいいですよ。
―自分たちで行動して、いろいろな仲間をつくってきたんですね!
サ上:そうですね。若い頃から金もないのに各駅停車の電車とかに乗って大阪まで行ってました。イベントに顔を出すうちに知り合いも増えて、その人がまたほかの人を紹介してくれたりして…。そんな横のつながりも大事にしています。
どんな質問にも楽しそうに答えてくれるサ上さん
サ上さんの話に時おり説明を加えてくれるロ吉さん