久里浜港に新しくオープン! 海鮮料理がうまい温浴施設「海辺の湯」に突撃!
ココがキニナル!
久里浜港がリニューアルし、食事に温泉もできたそうです。どんな施設なのか気になります。(ハムエッグさん)
はまれぽ調査結果!
温浴施設はもちろん、本格的な漁師料理が食べられる上、どれもリーズナブルで何度でも通いたくなる超優良施設だった!
ライター:幸谷 亮
横須賀市の久里浜港がリニューアルしたということで、現地に足を運んでみることにした。
最寄駅の「京急久里浜駅」に到着
バスターミナル「2番乗り場」から乗車
揺られること10分。「東京湾フェリー」で降車。運賃はIC利用で195円
歩くこと2〜3分。投稿にあった食事もできる温泉施設らしき建物を発見。
白い建物がその施設
想像よりも遥かに大きい3階建ての施設で、時間内にすべてを取材できるか不安が押し寄せる・・・。
駐車スペースは170台以上駐車可能
早速、突撃開始!
取材は早朝の時間帯ということもあり、到着したころには芯から体が冷えきった状態である。一目散に温泉に浸かりたい衝動を抑えて、まずは統括店長の三宅忍(みやけ・しのぶ)さんに話を聞いた。
三宅さんは大の温泉好き
「海辺の湯 久里浜店」は、“温浴施設はもちろん、本格的な海鮮料理を楽しめる施設”をコンセプトに、2017(平成29)年1月11日にグランドオープン。「リーズナブルな価格設定で、気軽に利用していただきたいという思いを込めてオープンしました」と三宅さん。
なるほど、キニナル投稿には「久里浜港がリニューアル」とあったが、どうやら新しく食事もできる日帰りの温浴施設がオープンしたということだったようだ。ちなみに同店は、千葉県でも同様の事業を営む「ウイング興産」が手掛けた2号店である。
千葉県富津市にある「天然温泉 海辺の湯」
お話を伺い施設の概要が分かったところで、各階をまわっていくことに。まずは温浴施設のある3階へ。
男女で左右対称のデザインを採用
温浴施設の営業時間は午前9時30分 から午後11時 (最終入館 は午後10時)。
入湯料は、平日750円/休日850円(小学生は平日350円/休日400円、小学生未満は200円)。
久里浜港近隣のほかの温泉施設が平日でも1000円を超えることを考えると、確かにリーズナブルである。さらに毎月26日「風呂の日」は平日500円/休日600円に、毎月15日は60歳以上の方を対象に500円になるイベントを開催。
券売機でチケットを購入
券売機では、フェイスタオル(100円)やレンタルバスタオル(150円)のほか、歯ブラシ、カミソリ(各100円)、メイク落とし(300円)、そして下着(男女各500円)やTシャツ(500円)なども販売されている。
禁断の女湯も撮影できるということで終始そわそわ
広々とした脱衣所には、男女それぞれ94扉のロッカーを設置。大容量のバックパックもらくらく収納可能だ。エントランスにあるシューズボックスを含めコイン式ではなく、鍵を回せば開閉できるタイプを採用している。
取材をした日はオープンから6日目にもかかわらず、「週末はロッカーがすでに不足してしまいました」と大繁盛だったようだ。今後、男女それぞれ90扉ずつロッカーを増やす予定とのこと。
ここは女湯だが、人がいなければ男湯と変わりない・・・
2017年 4月をめどにロッカーを増設
洗面台周辺にはドライヤー、化粧水、乳液、綿棒、ゴミ箱が設置されていた
お約束のコーヒー牛乳も販売中
自由に利用可能なウォーターサーバー
浴室にはカランが21個。それぞれにリンスインシャンプーとコンディショナー、ボディーソープを完備。持参しないといけない温浴施設がある中、すべて完備されている点は、利用者にとってうれしいポイントである。
「シャンプーなどは、30種類以上の中から実際に使用して選びました。高級なものではございませんが、女性のお客様にもよろこんでいただけるよう選んでいます」とのこと。
広々と明るい洗い場
三宅さんも太鼓判のシャンプー類
大浴場には、広々とした作りが特徴的なメイン風呂とジェットバスの2種類。
お湯は人肌にやさしい温度設定︎
「海辺の湯 久里浜店」のお風呂は現在、県から「温泉」として認可を受けている最中で、水を沸かした調合風呂である点は少し残念である。
しかし、すでに掘削の許可を受けているだけでなく源泉も確保済みなので、3月の認可のタイミングで、晴れて天然温泉として生まれ変わる予定だ。
「県の認可が半年に1回で、オープンのタイミングには間に合いませんでした。手続きは済んでいるのであとは認可を待つだけです」
三宅さんいわく「泉質は湯冷めしにくく、体が温まりやすい点が特徴」とのこと。認可予定の3月がいまから待ち遠しい。
サウナも設置
水風呂の温度は16度
ベビーバスでお子さんと一緒に入浴することも可能
そして、絶景が自慢の露天風呂も忘れるべからず! 目の前には房総半島や東京湾が広がるだけでなく、時間帯によっては船の運航が見られるチャンスが。我々取材班は、「しらはま丸」の入港シーンを見ることができた。
露天風呂からの景色(女湯)
温浴施設の評価を決める要因のひとつになる露天風呂の眺望だが、実際に見た感想としては想像をはるかに超える絶景だった。入浴する位置によっては絶景を拝めないこともあるので、比較的空いている平日昼間の時間帯がおすすめ。現状、土日や平日の午前中と夕方の時間帯は混むことが多いそう。
露天風呂からの景色(男湯)