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横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

青森県の横浜に共通点はあるのか!?

ココがキニナル!

青森県の陸奥横浜で横浜を感じる要素を探して欲しいです!(MRハニーさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

共通点はなかなか見つからなかったが、海がきれいな静かな町だった。

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ライター:吉岡 まちこ

横浜町ウォッチング! (つづき)

駅にも寄ってみた。
 


校庭の体育倉…、ではなく陸奥横浜駅の駅舎。無人ではない
 

JR大湊線は野辺地と大湊を結び、1日に上下各9本だ


駅舎の中はカラフルなベンチが8脚。片隅に「菜の花文庫」という書棚があったので、駅員さんに聞いてみたが、まだ赴任してきたばかりで詳しいことはわからないとか。待っている間に自由に読める本らしい。
 


「菜の花文庫」は、菜の花に関係する童話が中心



町役場で聞いた「じゃん」に代わる語尾は…



何日か前に電話をし「どなたか地元の方にお話をうかがいたいのですけれど…」「それなら私が」、と待ってくださっていたのは、広報的な役割をしている横浜町役場・総務課の秋田さん。
 


立派な3階建てだが、中が暗くて一瞬「あれ?やってる?」


入口はかなり真っ暗。総務部は2階、町長室の目の前だった。クーラー、扇風機はない。
「欲しいねっていう話は毎年出るんですけれど、話しているうちに2週間ぐらいで暑さが終わります」と秋田さん。とにかく風が強い地域で、冬は雪が積もると言うより壁に張り付くそうだ。
 


横浜市では道路沿いには防音壁。横浜町では横殴りの雪を防ぐ開閉式フェンス
 

風が強い横浜町の風車。民間の電力会社のものらしい
 

地元出身の秋田さん。大学卒業後、横浜市の青葉区に4年間住んでいた


横浜町の歴史は古く、鎌倉幕府以前に源義家が建てた八幡神宮があり、江戸時代にはすでにその名があったという。浜が横に長いからついたらしい。
横浜市のルーツ「横浜村」の、「横」に向かって伸びる砂「浜」があったからという名前の由来と少し似ている!?

ところで横浜町の人は自分を「ハマっこ」とか呼ぶんだろうか? 「高校生の時ふざけて言っていましたけど(笑)。“じゃん”言葉は横浜弁というより“都会の言葉”っていうイメージですね」
“じゃん”に代わる語尾は?と聞くと「“~だいせ(~だいへ に近い発音)”ですかね。ノートだいせ、とか。ノートだよという意味です」。秋田さんはゆっくり優しく喋る。

横浜町の人の特徴は「ヨゴハマー」と濁点が付いて語尾が伸びると前知識を仕入れたので、発音してもらった。「ヨゴハマ~。本当だ、言ってますね(笑)」。そのヨゴハマ~といえば、菜の花が有名。
 


菜の花の見頃は5月。町が補助して農家に作付けしてもらっている


「5年くらい前までは作付面積が日本一だったんですけどねー。市町村合併で北海道の市が1位になってしまって」。菜種油のためではなく、NPOや道の駅が観光のために商品を開発しているそうだ。
 


菜の花の新芽と菜の花ハチミツを使った菜花ソフト(左)は、なぜか緑色


町のどんな所が好きかと聞くと、「流れる空気が違いますよね…ゆったりしているというか。町役場に勤めて7年ですけれど、警察が出てくるような話はDVが1件あっただけです」。

それでも過疎化は深刻。1年間の出生数は約30人。それなのに町内に小学校が4校もあるという。計算すると1校につき59人! ちなみに横浜市は1校につき約550人だ。
 


海沿いにある町立横浜小学校。いずれこの1校にまとまる予定だ