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落ち着いた街の性格と人の良さが心地いい旅。はま旅Vol.76 「日吉本町編」

ココがキニナル!

横浜市内全駅全下車の「はま旅」第76回は、市営地下鉄グリーンライン「日吉本町駅」。ゆるやかで落ち着いた街並みと地元民の方々にふれた。

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ライター:クドー・シュンサク

書道用品と駅前ギャラリー


 


書道用品とギャラリーが併設する『雅友堂』


書道用品店として25年、店舗を建て直した4年前から貸しギャラリーも始めたという雅友堂は、現在もご家族で経営。書道にまつわる品はすべてここで揃えることができる。
 


「名前は恥ずかしいからよして」と仰り、「店主で看板娘なのよ」とチャーミングなお母さん
 

店内には様々な書道用品がびっしりと陳列


取材ということで特別に、看板娘のお母さんがひとつ珍しい硯(すずり)を見せてくれた。
 


古くに中国で作られたという硯。お値段10万円
 

この亀の甲羅が瑪瑙(めのう)で施されている


ギャラリーは1単位6日間で3万円。書道や水墨画のみならず写真や絵画、版画彫刻なども承るという。
 


ギャラリー内で話す看板娘さんとアイドルが好きな安斎氏


帰り際、外まで送ってくれた看板娘さんに「お正月に書き初めでもしたくなったら来てちょうだいね。ぴったりな書道用品みつけてあげるよ」とのお言葉をいただいた。

ねり歩きを再開。夏の終わりにまだ響き渡る蝉の声につられ、森のように木々が生い茂る方へ歩を進めると大きな公園を見つけた。


子どもたちのプレイパーク


 


公園入口
 

広い公園はこちら側と
 

こちら側の2面仕様


公園の名は「日吉本町鯛ヶ崎公園」。取材日は、イベントのようなものは開催していなかったが、焚き火で料理をしたり手芸や工芸をやったり、野外おはなし会などが開催される。
 


園内の一角。ここで焚き火をして料理を作る
 

園内のトイレにはポップなイラスト


ここ日吉本町鯛ヶ崎公園は、1994(平成6)年からプレイパークとして遊び場づくりが始まり、運営は地域の住民ボランティアとプレイリーダーと呼ばれるボランティアのお兄さんお姉さんによるもの。竹林に囲まれた丘の上の公園は、都会の匂いと違った自然の落ち着きが心地よかった。

「ちょっと商店街寄って終わりにしよう」
いつになくリーダーシップをとる安斎氏の言うとおりに、駅からのびるノスタルジックな商店街へ向かい、しばらく歩いた。そうしていると、えも言われぬ香ばしい匂いのする焼鳥屋台に出会った。