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ベイスターズを陰で支えるクリーニング士の関村英樹さんに密着!

ココがキニナル!

横浜DeNAベイスターズにはどんなスタッフがいるの?どのようにしてチームの力になっているのですか?選手との関係もキニナル。(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

球団内でクリーニングを行うパイオニアは、クリーニング士の資格を持った関村さんをはじめ、どこの球団にも負けないキレイなユニホームに仕上げていた。

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ライター:山口 愛愛

12球団イチ、キレイなユニホームを



では、実際に作業を追ってみよう。ここまでカメラが迫ったことはなく、貴重な作業現場を見せていただいた。
この日の作業開始は午前8時。ユニホーム上下、アンダーシャツやソックス、寮生の練習着やタオルなどを手際よく洗濯していく。

ユニホームやシャツなど、生地の違いや色によって仕分けし、大型洗濯機に入れ、スタート。
 


ブレーカーを大型洗濯機へ。容量は50kg。1試合のベンチ入り人数分を洗濯できる
 


ユニホーム、アンダーシャツなどに分けて洗濯


洗濯機で汚れが落ちないときは、部分的にブラシでこする。
 


素早くブラシを動かし目立つ汚れを取り除く


泥汚れが染みているときは、水圧で落とす「ガン」で砂の粒子を落としていく。「指に水がかかったら出血するくらい、強力なんです。何度か指を切ってしまったこともありました」。
 


両手にガンを持ち、ピンポイントで細かい汚れも除去


「スライディングなどにより、人工芝やラバーフェンスの色がついてしまったときは、特種な薬品で落としたり、マジックペンの色がついたなら、油用の洗剤で洗ったり、汚れを見て判断します」。

部分的に汚れを落とした後は「すすぎ」の工程へ。「すすぎ」が終われば洗濯機から取り出し、乾燥機へ詰め込む。
 


手際よく、動きが早いため写真がブレてしまう・・・


乾燥機は、カッパなら低温、ソックスなら高温などの設定があり、生地に合った効率の良い温度と時間でまわしていく。
 


「洗濯機も乾燥機も温度と時間がポイント」と関村さん
 

取り出し、汚れが残っていないか全員の鋭い目視でチェック


乾いたユニホームの上は「スチームボックス」へ。
ここでは細かいシワを伸ばす。取り出したら、1枚1枚、しっかりとアイロンをかけていくのだ。
 


ユニホームを「スチームボックス」へ
 

素早く丁寧にアイロンをかける熟練の成せる技


「手作業でここまで丁寧にアイロンをかけているところは、他の球団ではありませんね」と関村さん。
シャキッと生まれ変わったユニホームやアンダーシャツを順番にたたんでいく。
 


アンダーシャツやTシャツを手分けしてたたむ
 

折たたんだものを、選手ごとにひとまとめにしていく
 

この間も洗濯機を順番にまわしているので、シャツはどんどん増えていく
 

左から小林さん、三上さん、関村さん、薬師神さんの4人で一斉にたたむ


よく見ると、同じTシャツでもたたみ方が異なる。
「洗濯物には必ず背番号が書いてあるので、タグなど書いてあれば、すぐに背番号が確認できるように、それぞれのたたみ方が変わります」と関村さん。

洗濯物の量も、それぞれ違うようだ。
「選手によって違いますね。汗をかく量やこまめに着替える回数、練習の量などに比例していると思います。比較的、洗濯物が多いのは筒香嘉智(つつごうよしとも)選手ですね」。
 


最後に洗い終わったソックスを乗せ、選手ごとの仕分けも終了


選手ごとにまとめてビニールに入れ、背番号を書き入れ、空気を抜くために穴を開けて作業完了。これらをまとめて、次の練習場や球場に運ぶ。
 


関村さんが背番号を読みながら洗濯物を通し、薬師神さんが袋詰めに
 

パッキング終了!
 

ここまでの作業でおよそ4時間経過