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ナイスミドルが西口五番街に集う? 「JAN TOKUNAGA」でおしゃれに大変身!

ココがキニナル!

横浜駅西口五番街のJAN TOKUNAGAというナイスミドルが集うお洒落な服屋さん。1880年から伊勢佐木町で営業していたそうで、横浜で最古の服屋さん?20代の自分は入りづらい(うなぎさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

馬車道で創業したJAN TOKUNAGAは横浜で歴史を刻む紳士服の老舗の一つ。身の丈に合うお洒落を提案してくれるので若い人も安心して入店を!

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ライター:秋山 千花

驚きのビフォー・アフター



とはいえ、歴史ある店だけに紳士服への想いも深いのだろう。「JAN TOKUNAGA」については、「路面店なのでマイペースに自分たちの哲学をもってやっていけるのが魅力」と、今後も変わらず今のスタイルで店を続けて行く意向のよう。

「哲学」という言葉を聞くと、なんだか堅苦しいイメージになってしまうが、確かに「JAN TOKUNAGA」には、そこかしこに一本筋の通った揺るぎない信念のようなものが感じられる。
 


ハンガーの並べられる間隔、配色も絶妙のバランス
 

シンプルでありながら温かみのある手書きポップ
 

洗練されたコーディネートから感じる抜群のセンス
 

オープン時からそのまま使っているという作り付け戸棚も味


聞けば、店舗内のディスプレイはすべて店長の鈴木さんのセンスによるものであるとのこと。
 


こちらが店長の鈴木さん。カジュアルでもやっぱりオシャレ


鈴木さんは「JAN TOKUNAGA」一筋40年の経歴を持つ「JANの顔」とも言えるお方。現在46歳の徳永さんも、幼いころは「そんな格好をしていたらダメ。こういうのを着なきゃ」と鍛え上げられたとのことで、その信頼は非常に厚い。

ならば、そのセンスでぜひこいつを・・・
 


ライターをその気にさせるイケてる男子に変身させてください!


少々、無茶なお願いとは思いつつもぜひにとお願いしたところ・・・
「どうせ着るなら、演歌歌手みたいな白いジャケットがいいんじゃない?」と予想外のアイテムを選択した鈴木さん。

「そんな扱いの難しそうなアイテムを選んでしまって大丈夫?」と少々不安にかられる筆者だが、一方でモデルちゃんは「好きにやってください!」と例のごとく、ひとり暴走気味の前傾姿勢。そんなめんどうくさい男を相手に「いや、ジャケットとベストだけ脱いでくれればいいから」と一蹴する鈴木さんのクールな対応はさすがプロ。ちょっと辛口な印象がスマートで実に魅力的。

「ストールですよ、ストールなんて巻いたことないですよ!」といちいちうるさい松山氏を淡々とイカしたナイスガイに変貌させるその手腕・・・
 


そして仕上がったアフター写真がこちら


「うぉ〜、どうですか? 俺、かっこよくないですか? うへへ・・・」と、重苦しい黒スーツを脱ぎ捨て、すっかり頭の中まで軽やかになってしまった松山氏。こいつに甘えられて原稿がはかどるか否かは別として、確かにかつてないほど洗練された別人のような姿にファッションの面白さを実感する筆者。

ちなみにこの変身にかかったお値段は「ジャケット」3万9000円(J・PRESS)、「帽子」5900円、「ストール」6900円(ともにKIETH〈キース〉)の計5万1800円。
う~ん・・・、1ヶ月くらい断酒してみようか松山君。

鈴木さんのアドバイスによると「ウール麻だから、ちょっと固いんですよね。自分のものにするにはシャツもそうだけど、少しシワが必要。松山さんは色が白いからブルー系でまとめるとうまくまとまると思いますよ」とのこと。
たぶん、松山氏は明日から全身ブルーの「ブルーマン」になるに違いない。
 


ださメンをイケメンに変身させるオシャレの必須アイテム!?


そんなビフォー・アフターの中で鈴木さんの口からこぼれた「サイズが合うかな・・・」というお言葉。聞けば、ターゲットとする年齢はナイスミドル世代のようで、サイズも少しゆったりめのものが多いのだとか。投稿者の質問にもあったようにやはり20代には縁のないお店なのだろうか・・・?
 


すると目にとまったのがこちら。ん? 洋服でなくて生地?

そう、こちら「JAN TOKUNAGA」では、オーダーメイドのスーツも作ってくれるとのこと。
「つい先日も、大学生の姪っ子の友人が格安量販店のスーツではないものがほしいという理由で作りにきてくれました。一部ではありますけど、そういうこだわりを持った若いお客様もいらっしゃいますよ」と徳永さん。

オーダーメイドスーツというとお高いイメージだが、そのお値段は3万9000円から、とスーツとして見るなら「全然ありでしょう」なお手頃価格のものもあるのだとか。
 


オーダーシートには、デザイン、生地、サイズなどさまざまな情報が
 

オーダーメイドのスーツ裏地には、「TOKUNAGA」の文字

鈴木さん曰く「若い人は重いものを運んだり、仕事で体を動かしたりすることが多いから3万9000円のもので充分。いい生地のものより、丈夫で長持ちなんですよ(笑)」とのこと。

背伸びをさせるのではなく、身の丈にあったものの中からよりよいものを的確に提案してくれる鈴木さん。親身に相談にのってくれるその姿は、決して敷居の高さを感じさせるものではない。

編集長・吉田から過酷な労働を強いられる松山氏にもぜひ1着オーダーメイドすることをオススメしたい。



取材を終えて



鈴木さんの手によって素敵に変身した松山氏の姿を見て、筆者は上京したての大学生を思い出した。そう、人は外見だけで変われるものではない。オシャレな服を着こなすためには、それなりの生き様や身のこなしも必要なのだ。

とはいえ、白いジャケットを着た松山氏の表情が実に明るく爽やかに見えたのもこれまた事実。松山氏には、ぜひ内面と外見をみがきあげ、ナイスミドルな編集者になってもらいたい。


―終わり―
 
JAN TOKUNAGA
所在地/横浜市西区南幸1-5-27
電話/045-311-4509
営業時間/11:00~21:00(月~水、金、土)10:30~20:30(日・祝)
定休日/木曜日
 

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  • あー!これ自分が投稿したやつです(≧∇≦)店長の鈴木さんがいつも凄くオシャレな感じです。オーダーメイドのスーツは意外にも20代の自分の財布にも優しいお値段!是非作りに行こうと思います^ ^取材ありがとうございました!

  • 明治の初めから続く老舗洋品店がまだ横浜で頑張っていることを、この記事で知りました。これからもよい服を作り続けてください。今度のぞいてみようとおもいました。ところで、店名がモーパッサンの『ピエールとジャン』からとありましたが、それでしたらJANではなくJEANなのでは。あえてそうしたのでしょうか。私がJean Yokohamaだからよけい気になります。

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