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大塚製靴のことをもっと知りたい!(ほんまかつゆきさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「一足に全社をかけ、それをみんなの靴に広げよう」という方針のもと、141年の歳月をかけ“技術の継承”を大切にしてきた日本最古の洋靴メーカー。

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2013年07月10日

ライター:久保田 雄城

歩きはじめた時から、ずっとお世話になる道具「靴」。そんな靴が大好きで、筆者の家の靴箱はあふれんばかりだ。こんな筆者にうってつけの取材だ! と喜び勇んで、「オーツカ」の靴を履き、工場のある日吉にお邪魔したのは、蒸し暑い典型的な梅雨空の日。横浜工場(旧名称:日吉工場)の工場長、高橋周一さんに話を聞いた。
 


おだやかに丁寧に話してくれた高橋工場長


大塚製靴は、明治維新から間もない1872(明治5)年に創業された日本最古の洋靴メーカーだ。30万円台の高価な靴から、1万円と手ごろなものまで取りそろえている。現在、本社は東京・六本木にある。日吉にある横浜工場では、革靴を専門に生産している。

横浜工場の建設はこんな経緯からだ。
実は、もともと同工場は東京・芝浦に建設が予定されていた。しかし1958(昭和33)年、その工場用地に、首都高速の建設計画があるという情報を入手した。

そこで同社は、長期経営計画を急きょ見直し、1940(昭和15)年に海軍の軍靴生産用工場の建設予定地として購入してあった港北区日吉本町の土地1万7500坪のうち、5400坪を新しい革靴用の工場用地とすることを決めた。1961(昭和36)年、常陸宮(ひたちのみや)さまのご来臨を仰ぎ、無事に竣工式を行った。
 


横浜工場の玄関ホールは、靴の資料館も兼ねている。サイズ120cmの巨大靴も!


この横浜工場では、現在も革靴専用の生産を行っている。天然素材である革を扱うことから、品質の均一性を確保する難しさがあるそうだ。また現代の流れである多品種少量生産に対応するために、工程数が多くなっていて、常に作業者の技能養成が不可欠だという。

たとえば、横浜工場の場合、底付け仕上げの工程は細かく見ていくと実に230種類ほどある。これは他社の一般的な工場の倍以上である。大塚製靴がいかに精魂込めて、一足一足を製作しているかがわかる数字だ。ほかのメーカーにはいない木型専門の職人さんがいることからも、いかに靴を大切にしているかがわかる。
 


オーダーメイドの靴を作る手縫い職人


大塚製靴の歴史を、長い年月をかけて成長した大樹の年輪に例えてみると、まず年輪の中央には、開業した当時の一足ずつ客の足に合わせて作る手縫い靴がある。

岩次郎が大塚製靴の前身となる「大塚商店」を創業したのは東京・新橋だった。しかし、実はその前年、岩次郎の父・隊之丞が、横浜は弁天通り(現在の中区弁天通、馬車道の近く)に小売店を開業している。当時の横浜は文明開化発祥の地であり、靴はその象徴であると考え、東京ではなくまずは横浜で靴販売業をはじめたということだ。
 


明治時代の弁天通(画像提供:大塚製靴)


その後、時代の流れとともに、手縫い靴から機械を使って縫製底付けする靴作りに変わり、接着剤や合成樹脂の発達とともにセメント式やインジェクション式などのさまざまな靴作りを行うようになったが、それでも創業の精神は失われてはいない。
 


まるで美大のアトリエのようだ


一人一人の客への一足を大切にし、新しい年輪を重ねていこうという決意が「一足に全社をかけ、それをみんなの靴に広げよう」という事業方針になった。この言葉は、毎朝、横浜工場をはじめすべての職場の朝礼で唱和され、一日の仕事のスタートを切っているという。
 


工場というより工房の雰囲気だ


筆者は、工場を見学した後にこの話を伺ったので、まさにこの事業方針が工場で働くすべての人の心に染み込んでいることをとてもリアルに感じた。創業141年を迎えた日本で最も歴史のある靴メーカーが横浜にあることを、横浜に暮らすすべての人々は誇りに思っていい。

皇室御用達となった歴史を探る・・・続きは次のページ≫
 

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