昭和の古き良き文化を残した「歌声喫茶」が白楽にあるって本当?
ココがキニナル!
50年代60年代に流行った歌声喫茶がいまだに白楽にあるらしいです、キニナル。(だいさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
月に2回、歌声喫茶として営業している障がい者就労支援のカフェレストラン「一(いち)」。あの時代の歌声喫茶を愛した人たちが気持ちよく歌っていた
ライター:クドー・シュンサク
障がい者就労支援のお店でもあるカフェレストラン「一(いち)」
アットホームでこだわり(有機・減農薬)と書いてあった看板。それに月に2回は歌声喫茶。歌声喫茶は兎角素晴らしかったが、一種つかみどろが浮遊しているようにも思えるこのお店。オーナーの方に、お店の諸々の話を伺うことに。
オーナーの梅林圭子さん
ここカフェレストラン「一(いち)」は2004(平成16)年に開店。障がい者就労支援の店として、通常は営業している。障がい者の方たちの社会での就労のきっかけとして、職場体験実習の場として、開店したとのこと。
梅林さんは、お子さんが「中途障がい者」(先天的・生得的なものでなく、人生の途中で障がいが発生した人のこと)になり、それを機に福祉の勉強をし、公務員だった前職を定年より早めに退職して、自分の念願でもあった喫茶店を障がい者の方のためになるものとして始めた。
ここで職場体験実習をして社会に出た方も多くいるという
障がい者の方々の就労支援、職業指導や相談も行っているという梅林さん。特定非営利活動法人「一の会(いちのかい)」の代表でもあり、「人々との無限のつながり」をスローガンに、日々活動をしているとのこと。
バザーをやった際に参加したシャンソン歌手の方が鬱を抱えていて、「歌うことで心の支えになるのでもっと歌いたい」という要望を梅林さんのもとによせた。それが、歌声喫茶をここカフェレストラン「一(いち)」で始める理由となった。
こだわりの
ランチもいいですよとのことなので
おすすめの2品をいただくことに。有機・減農薬で体に良いものかつ、お口にも頭にも心にも美味しいものをということで、頭も心も、だいたいがボロボロの36歳独身にはうれしいメニューです。
できあがりを待つ
その間に、歌声喫茶を満喫堪能していたお客さんに話を聞いてみた。
歌声喫茶常連というオオイさん(左)とイクラさん
横浜市内にお住いのおふたり。知人から教えてもらい、2年前から毎月来ているとのこと。青春時代の香りと、歌声喫茶という文化とこの雰囲気が味わえる場が好きで、いつまでも、この文化は無くなってほしくないと話してくれた。
ステッカーを見てお笑いになっていました
とてもお歌の上手なおふたりでした。
料理も運ばれてきました。
まずはナポリタン(740円)
ケチャップというよりは、フレッシュトマトを使ったトマトソースの細麺のナポリタン。やさしい口当たりで、豊かなトマトのコクと酸味が健やかな味わい。体にいい味してます。
続いては
とりごぼう釜めし(950円)
ごぼうとダシの香り豊かな釜めし。塩分控えめなやさしい味わいだが、ひとくちふたくち食べ進めていると、この薄味が後をひく。静かな、ゆったりとしたBPMのピアノの音色のような味。これも、とても体にも頭にも心にも安らぐ一品でした。
梅林さんともう少しお話を
「歌声喫茶の曲は、その季節や時期によって、選曲して、皆さんに気軽に楽しんでいただけるように努めております。お仲間づくりでも、歌が好きというだけでも、ご興味いただけた方は是非一度お越しください。声を出して歌うのは、健康にもいいです」。
体験した感じはいいもんでした
歌声喫茶の時間帯に、外へ出て聴いた中から漏れる合唱の歌も、なぜか懐かしい気持ちになり、いい雰囲気感じました。
取材を終えて
イメージとは異なるところから始まった白楽の歌声喫茶であったが、肌で感じるその一体感には少しの興奮と、皆さんの健やかな様相がとても印象的でした。
歌って、なんにせよ、いいもんですね。
―終わり―
店舗情報
カフェレストラン「一(いち)」
住所/神奈川区白楽125
電話番号/045-401-7821
営業時間/11:30~17:00(火曜・木曜~22:00まで)
定休日/月曜、第1・3・5日曜
ゆ~り11さん
2016年05月11日 17時17分
他の歌の会に参加した時に誘われ、行ってみようと検索しましたら、この記事がでてきました。しかし教えて貰った住所とちょっと違うので転居したのでしょうか?ちなみに教えて頂いたのは白楽駅徒歩2分 白幡町1-10鈴木ビル2F(電話番号は同じ)歌声が第2木曜2時~4時ですが、微妙に違いますね。とにかく早めに出かけ探してみます。明日が楽しみ 72歳女性