木陰の涼しさに気づく、歩きの旅。はま旅Vol.16「洋光台編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第16回は、団地が建ち並ぶ洋光台駅。団地を抜けると、そこは…山!
ライター:さわだちはる
洋光台と言えば円海山(たぶん)
食べてばかりの旅もアレなので、外に出てみよう。
洋光台と言えば、円海山らしい。なぜなら駅前の地図に、円海山までの道案内が出ていたのだ。
円海山ふれあいの小径(コース)という地図が駅前に出ている
山とついているけれど、ヒール靴だけど、大丈夫だろうか。
まあ大丈夫だよね、横浜市内だし。丘みたいなもんでしょ。
私あなどってました。
洋光台は団地が多い。団地の中をひたすら歩きます
歩きます
歩きます
歩きます。だんだん山っぽくなってきた
…歩きます?
団地群、住宅街を超えて緑の中を歩いていくと、木が生い茂る、本気で山っぽい道に出た。
正直、これ以上先へ進むのをためらいました。傾斜もキツくなってきたし。
ヒールを履く足もだんだん痛くなってきた。でも、まだまだ歩きます。登ります。
ちなみにここまで、同じように山に登る人も、下山してくる人もひとりもすれ違わなかった。だんだん心細くなってくる。
30℃を超える中、汗が止まらない。息が切れる。
「円海山」の表示が!
40分ほど歩いたところに「円海山」の説明があったが、ここは山頂ではない。
この山が円海山と呼ばれるもとになった山号を持つ、円海山護念寺があるのだ。
円海山護念寺・本堂
護念寺は江戸時代からお灸で有名らしい。今も施療院がある。
せっかくだし受けてみたかったが、入り口に施療時間は午前中だけだと書かれていた。私がついたのは14時。
ちなみに休診日は月曜日。護念寺の住職がやっているため、それ以外の曜日でも休みになることがあるとのこと。
円海山護念寺・峯の灸
山頂を目指しさらに進もうとすると…
ここから先は私有地のため行くことができなかった
帰りは、行きとはちがう道に出てみた。行きとはちがって景色を見る余裕もある。
「海をめぐらすような素晴しい眺め」がその名前の由来という円海山
時にはこんな歩き旅もいい
後日聞くと、円海山は周辺の森と合わせてハイキングを楽しむところらしい。
結局他の登山者とすれ違うこともなく孤独な旅だったけれど、まあそれはそれで。
クーラーの冷たさに慣れた体には、久しぶりに流れる汗と、そのあとの木陰の涼しさが気持ちよかった。
駅前でお腹いっぱい食べてハイキングの旅へ、そんな洋光台の旅はいかがでしょう?
■今回のはま旅「洋光台駅」周辺
・「肉のコバヤシ、デリカコバヤシ」 神奈川県横浜市磯子区洋光台3-1-1
・「Day Leaf Coffee」 神奈川県横浜市磯子区洋光台3-10-15
・「円海山護念寺・峯の灸」 神奈川県横浜市磯子区峰町709
― 終わり―
@きよし(Akiyoshi)さん
2016年10月02日 01時07分
私有地といっても、進入禁止なのは車両だけではないかと。歩行者まで進入禁止とは書いてないですし…そもそも、昔はこんなゲートは設置されておらず、円海山山頂で不法投棄が問題になり、それがきっかけで設置されたものです。ここが塞がれてしまうと、円海山護念寺 → 円海山山頂への直結ルートがなくなっちゃう(分断されてしまう)のでさすがにまずいと思ったからか、ゲートの右側にはハイキングの歩行者が通れるよう隙間が確保されています。
ハマっちさん
2015年07月01日 12時07分
懐かしいな...洋光台。他県から越して、はじめてのひとり暮らしをした町。 地名から、どんな素敵な場所なのだろうとのワクワク感も「団地しかない~」と駅前で脆くも崩れ去ったっけ(笑) 結果、中区に対する憧れが膨らむばかりだったなぁ。市中心部へも、鎌倉方面へ出るにも楽チンな位置だよね。
chichaさん
2011年08月07日 07時01分
『洋光台』の文字を見て、思わず覗いてしまいました。懐かしい店や新たな発見もありました。洋光台は私が産まれ育った街。地味なイメージがあるけど、近くに自然も多く、静かでとても住みやすい街です。また周辺の街についても取り上げて下さい。楽しみにしています。