横浜ベイサイドマリーナ近く、不規則にならぶ謎の白い建物の正体は?
ココがキニナル!
横浜市金沢区鳥浜町の港近くに芝生に不規則に並んでいる白い建物があります。どうやらホテルらしいですが、部屋の中とか気になります。(jogmanさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
海運コンテナの規格を利用した独創的かつ合理的なホテルは全室マリーナビューで、静かな時間を過ごすにはうってつけ。しかも今後さらなる展開あり
ライター:永田 ミナミ
到着。そしてさっそく探訪(つづき)
ドアを開けるとすぐ右手にドアがあり
そのなかは純白の浴室。そして振り返ると
リビングスペースが広がっている
さて、リビングスペースに足を踏み入れてみると
高い天井が作り出す気持ちいい空間が広がる
この窓の縦の解放感はたまらない
写真でわかる通り、部屋の構造としては、1階の通路側に浴室、海側にリビングスペース、そして階段をのぼるとそこにベッドがあるという作りになっている。
ちなみにこの22号室は「メゾネットタイプ」と呼ばれる客室で、ほかにもう1種類「フラットタイプ」と呼ばれるワンフロアのシングルの客室がある。
また、予約時に指定はできないのだが、インテリアには「バリ」「ラタン」「ココ」「アジアンモダン」と4つのタイプがあり、22号室は「アジアンモダン」である。
宿泊料金は、朝食付きのベーシックプランの場合、1・2階どちらからもベイビューとなっているメゾネットタイプAは2万〜3万2000円、2階からベイビューが望めるメゾネットタイプBは1万8000〜3万円。フラットタイプは9000〜1万5000円である(サービス料及び規定の税金含む ※料金は時期によって異なる)。
さて、1階のリビングスペースだが、横幅はそれほどないものの、吹き抜けによって上に向かって空間に余裕があるため狭さは感じない。
使いきれないほど広いよりもちょうどいい広さのほうが落ち着くとも言える
ベッドで寝転がって観るのが前提ではないテレビの配置も嬉しい
こうやって建物のなかを丁寧に観察していると、頭のなかに次第に広がるのはあの口髭がダンディな探訪家のイメージであり、つい「では、ちょっと失礼して」と1人呟いて、ソファに座ってみた。
おお、これはちょうどいい距離感だ
そして右を向けばマリーナが見え
そのまま視線を上げれば、こんなふうに青空が広がっている
やあ、これは落ち着くなあ、とひと息つくと、心は都会の喧騒をみるみる離れ、一方でソファからはみるみる離れがたくなっていくのを感じたが、ソファの左側に見える景色もとてもキニナル。というのも階段をのぼった先にベッドがある空間が「秘密基地」的な魅力を放っていたからだ。
このままゆっくり午後のひとときを過ごしている場合ではない
ということで立ち上がり、金属製の階段をのぼって寝室へ
すると見えてきたベッドは
ゆったりと眠れるクイーンサイズのダブルベッド
ベッドの上のちょうどいい透け具合のカーテンが差す光をやわらげてくれる
もちろんベッドで寝転んで観るためのテレビやエアコン、空気清浄機も完備
ちなみに空気清浄機は1階にも置かれている
さて、ではここで、このベッドで眠り、目覚めたらどんな感じかをシミュレーションしてみることに。
やさしい朝の光で目が覚めて見える景色はこんな感じで
あくびをひとつしてベッドから起きあがると見える景色はこんな感じ
そしてコーヒーでも飲もうと階段を降りるときに見える景色はこんな感じだ
シミュレーションしてみて、いちばん興奮したのは階段上から見下ろす部屋の景色だった。階段は船のタラップのようにも見え、窓の向こうの港に降りていくような気分にもなった。なるほど、わかりました。
ベッドに飛び込みたい衝動を抑えて、淡い光に包まれた寝室をあとにした
では最後に、ドアを入ってすぐ右側にあった浴室を紹介。
その前に、浴室に向かう手前にあるクローゼットや冷蔵庫も紹介
浴室の床はタイル張り。そしてウォシュレットがもたらす安心感
充分な水圧が期待でき、また調節も可能なシャワーヘッド
バスタブにはヘッドレストも。首筋がひんやりする心配もない
入って左側にはすっきりとしたデザインの洗面台がある
もちろん各種アメニティーも充実している
素敵な客室だった。縦に広い空間だが、客室面積は2フロアを合わせれば約45平方メートル(フラットタイプは約30平方メートル)ということで、ホテルの客室としてはかなり広い部類に入るだろう。
なるほど、わかりました、とつぶやいて部屋を出た。
22号室、楽しい時間をありがとう
客室探訪を思いきり楽しんだあとは、広島さんに話を伺うことに