横浜「1000ぶら」商店街探訪Vol.50 戸部大通り商店会で、造船所「ハマのドック」があった時代・昭和の味を堪能!
ココがキニナル!
横浜「1000ぶら」商店街探訪Vol.50 戸部大通り商店会で、みなとみらいにかつて存在した造船所「ハマのドック」があった時代・昭和の味を堪能!
はまれぽ調査結果!
かつては商店のひしめくにぎわいのある街だった戸部大通り商店会。「カルディ」でナポリタン、「金子青果店」で白菜漬け、1000円で昭和の味を発見!
ライター:ムラクシサヨコ
キニナル酒屋さんに突撃取材!
お腹もいっぱいになったところで、商店街散策へ戻る。
といっても、商店は少なく、シャッターの下りた店ばかり・・・。悲しい。
ドックがあったころ、造船所内にパンを納めていたというベーカリーだが・・・
2015(平成27)年6月末に閉店してしまったそうだ。残念
豆腐店の跡
次のお店を探していると、開いているところを発見!
三河屋酒店でお話を伺うことに。
ドック最盛期のころ、工場で働く人たちがここでお酒を買っていたとのこと
三代目の杉原仁(すぎはら・ひとし)さん
年季の入ったそろばん
3代目店主の杉原さんによると「いまのみなとみらいがある場所に造船所があって、2万人くらいの工員さんが働いていた。工員さんは高島町や戸部に住み、当時ここのあたりは通勤圏だったんですよ。仕事帰りにたくさんの人が店の前の通りを通っていて、店の前に箱を並べて椅子代わりにして飲んでいましたよ」
「ドックの名残はドックヤードガーデンくらいしかないねぇ」と杉原さん
ハマのドックは1982(昭和57)年に本牧・金沢に移転。跡地には横浜美術館やランドマークタワーが建つ。「ここは造船で栄えてきた町。ドックがなくなって、町の高齢化も進んで、昔からの景色はもうなくなってしまいましたね」
なんだか寂しい気分になってきたが、まだこうして続いている店があることを喜ぶべきなのだろう。
ここで工員さんになりきって店の前で一杯飲んでみたかったが、残金は320円。缶ビールくらいしか買えないので、お店を後にした。
あいているのかな・・・
こちらもシャッター通り。
閉店なのか、休みなのか
近くのバス停は本数が少ない・・・
さらに道を進んでいくとワープロ屋さんや銭湯などキニナルお店が・・・
ワープロ販売しているらしいお店。残念ながらこの日は閉まっていた
歴史のありそうな銭湯「松島館」
一風呂浴びようかとも思ったが、入浴料は470円。残金320円なので銭湯は断念。取材はNGだったのでご紹介は出来ないが、番台のある昔ながらの銭湯だった。
今は昔、にぎわいの面影はないが、歴史を感じさせる店がないわけでもない。
大塚由五郎商店。突撃取材はNGだったが、ドック時代からある古い店だ
わき道にそれると、八百屋さんを発見。大勘(だいかん)金子青果店。軒先にはずいぶんと大きくどっしりとしたリンゴやナシが並ぶ。仕入れにこだわりがあるように見える。
奥でご主人に話を伺った。