昭和っぽい雰囲気がイイ!はま旅Vol.25「弘明寺編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第25回は、昭和っぽい雰囲気の中で、人とのふれあいや立ち話の楽しさを再発見できる弘明寺駅。
ライター:桐生 由美子
商店街には弘明寺にちなんだ人気商品がいっぱい
仁王門を背にまっすぐ歩くと、そこはもう『弘明寺商店街』の入口。
弘明寺商店街については「弘明寺商店街がTVロケでよく利用されている理由とは?」というキニナル調査結果へジャンプ!
弘明寺かんのん通り、通称弘明寺商店街の入口
はま旅では、弘明寺や観音さまなどにちなんだ物を探してみることに。
歩き始めてすぐに見つけたのは、『お茶処浜屋』さんの店頭に並ぶ『観音おこし』と、日本茶『浜観音』。
観音おこしは2袋で580円。店頭には6種類が陳列
左から『特上浜観音』(1,575円)と『浜観音』(1,050円)
店長に声をかけると、「お隣にもいろいろあるよ」との情報。
では、さっそくお隣へ。
2階の外壁には、レトロなキリンビールの貼り文字。『川松屋』さんという酒屋だ。
昭和の香り漂うたたずまいの川松屋さん
最初に目についたのが、店頭に貼られた新聞記事の切り抜きだ。
「人物風土記、南区のアルコール博士、川松正孝さん」と、写真入りで書いてある。
あ、写真と同じ人が店内にいる!
記事について聞いてみると、川松さんは東京農業大学の大学院で発酵化学を専攻し、卒業後は国税庁醸造試験所で酒の研究をやっていたそう。
『酒博士』川松さんのオススメは、純米樽酒『弘明寺物語』(1,200円)
現在は2代目店主として店頭に立つかたわら、大学や専門学校で非常勤講師も務め、発酵食品や酒についての授業を行っているという。
お店ではお酒を買うだけでなく、川松さんにお酒や食についての話を聞いてみよう。
学んだネタを合コンで語れば、ポイントアップにつながるかも!?
次に立ち寄ったのは、『ほまれや酒舗』さん。ココには、去年の大岡川桜まつりの時期に限定販売して以来、超人気商品になってしまった『桜ビール』(380円)があるはず!
「写真に写るなら前髪直してくる!」と、かわいらしい女将さんもオススメ!
次の店『ベーカリーデューク』さんは、創業昭和7年(1930)の老舗パン屋。
口コミで広まった『弘明寺あんぱん』は、わざわざ遠方から買いに来る人もいるほどの名物パンだ。
店内に入るやいなや、数種類の弘明寺あんぱんを発見!
弘明寺あんぱん(147円)はつぶ、こし、ごまなど種類も豊富
デュークのもうひとつ(ひとり)の名物といえば、看板娘の赤川さん。
早くにご主人を亡くし、女手ひとつで4人の息子さんを育てた肝っ玉母ちゃんだ。
「今、そのうち3人が一緒に働いてるのよ」と、赤川さんは嬉しそうに語る。
赤川さんは今76歳。「80…いいえ85歳までここに立つわよ!」
買い物や散歩の中はさくら橋でひと休み
いっぱい歩いたら小腹が減ってきた。よし、商店街中央付近、大岡川を渡るさくら橋へ行こう。
デューク新商品のコーヒーあんぱん(170円)とさくら橋。あ、生クリーム入り!
あんぱんの向こうの風景。桜まつりの時期には左右の緑がすべてピンクに
あんぱんを試食。ウマイ!でも、一眼レフで自分撮りは難しい…
お散歩に来たペキニーズ。つぶれた鼻がかわいい…
行き交う人やわんこたちとおしゃべりしていたら、夕方の風が吹いてきた。
よし、ひと風呂浴びに行くか!