戸塚区平戸町「光安寺横の坂」…12°（21.2％）

平戸ほどではなかったが平戸町にも急坂を発見。寺社の近くも急坂スポットか

戸塚区上矢部町「坂本公園横の坂」…10°（17.6％）
　

2ケタ台の坂だが、平戸のあとだけに優しい坂に見えてしまう

戸塚区上矢部町3010付近の坂…15°（10°〜20°を計測）
　

ぐぐぐっとせりあがっていく急斜面は圧巻
　

日陰になってしまっているが、電柱の左側に左カーブを描きながら勾配が続く

難しい坂である。まず長さが短すぎはしないもののそれほどではないという点。南区の「大坂」を思わせる急勾配のあと、急坂ドットが消えてからも緩やかな斜面が続くので坂の延長と考えてよいのかどうか。

そしてもうひとつは角度。路面の起伏が激しく、10°〜20°までさまざまな角度が複数箇所で出て、そのなかで最も急な部分で出た数値が20°なのである。平均を出すにも角度の差が大きいので単純な平均値でよいのかどうか。

「短すぎない」というルールと「 坂の何ヶ所かを計測し、最も大きな角度をその坂の角度とする」という方針の非常に際どいところに立つ急坂なのであり判断が難しいところだが、ここは客観性と公平性を重視して平均値である15°をこの坂の角度とすることにした。
　

出てしまった数字「20°」

戸塚区汲沢4丁目20付近の坂…16°（28.7％）

続いて汲沢方面に向かう。音だけ聞いて「グミ」沢か、美味しそうでいいな、と思っていた記者は自然と期待度も上がっていた。
　

記者の期待に充分こたえてくれる急坂が現れた。16°
　

坂の終わりが見えないのでのぼっていくと二股に分かれている

戸塚区小雀町「五霊神社への坂」…16°（28.7％）
　

環状4号を走っていると突然左の森の中で延びていく急坂は好記録の16°
　

のぼっていくと草原ような公園のようなスペースが広がる穏やかな風景
　

さらにのぼっていくと頂上に五霊神社がある

ちなみに五霊神社はこの周辺や区外にもいくつかあり、関東平氏の鎌倉氏・梶原氏・大庭氏・長尾氏・村岡氏の五氏を指したもので、そこからやがて「後三年の役」で右目を負傷しながらも勇敢に闘った逸話をもつ鎌倉景政１人だけを祀るようになったということである。御霊神社も五霊神社が転じたものとされる。


戸塚区俣野町「横浜薬科大裏の坂」…11°（19.4％）
　

薬科大の裏手から森の中を縫うように降りていく細い坂