横浜らしさがつまった限定ビール「横浜づくり」とは?
ココがキニナル!
「一番搾り 横浜づくり」横浜工場限定醸造、どのように作られたのか?どこでいつまで売る、という決まりはあるの?(エアバスさん)「横浜づくり」が飲めるお店と、合うおつまみも教えて!(タケティーさん)
はまれぽ調査結果!
横浜発の洋食をイメージした「横浜づくり」は濃厚でホップの香りが利いてフルーティ。基本的に神奈川県内のコンビニなどで購入でき、数量限定発売
ライター:大野 ルミコ
まずは「ナポリタンピザ」!? 「横浜づくり」に合う味を探せ!
「横浜づくり」に合う料理とは? ――最後にお聞きしたこの質問に「濃い味の洋食、特にナポリタンと一緒に味わってみてほしい」と即答した岡田さん。
そして「そういえば、キリンシティで『横浜づくり』と一緒に、『ナポリタンピザ』というメニューを提供していますよ」と、ちょっとキニナル情報も教えてくれた。
・・・ということで、キリンシティの関内店へと急行!
“飲む気満々”の状態で訪れた筆者を出迎えてくださったのは、店長の竹永聡(たけなが・さとし)さん、そしてキリンシティ株式会社営業部の伊勢直子(いせ・なおこ)さんと、黄海克史(きうみ・かつふみ)さん。
左から伊勢さん、竹永さん、黄海さん。お忙しいところありがとうございます!
5月10日の「横浜づくり」発売開始と同時に、瓶での提供を始めた関内店。竹永さんいわく「横浜限定・数量限定ということもあり、かなりの人気となっている」という。
そして、その「横浜づくり」に合う料理として考案され、こちらも期間限定で提供されているのが「ナポリタンピザ(レギュラーサイズ、1180円)」だ。
「横浜づくり」も「ナポリタンピザ」も“今だけ”の期間限定の味
「実は、このナポリタンピザのほかにもメニューの候補は何品かあったんです」と話す伊勢さん。それらの候補作は社内で試食し、「横浜づくり」との相性をチェック。そして社員投票の結果、「ナポリタンピザが勝ち残った」という。
運ばれてきた「ナポリタンピザ」は、想像以上のボリューム&インパクト!
・・・ん?
これって「濃い味の洋食と一緒に味わってほしい」という、「横浜づくり」のコンセプトから生まれたメニューじゃないの?
その疑問を3人にぶつけてみたところ、逆に「えっ? 『横浜づくり』に、そんなコンセプトがあったのですか?」と、ビックリされてしまった。
純粋に「横浜づくりとの相性が抜群!」という理由で選ばれたメニューなのだ
伊勢さんも黄海さんも、醸造長の岡田さんに直接お会いして「横浜づくりの味について、いろいろ教えていただいた」そうだが、「横浜の洋食やナポリタンをイメージして・・・といった話は全く聞いていない」という。
ちょっぴり・・・いやかなり自信あり気に「ぜひ、ナポリタンと一緒に味わってほしい」と語っていた岡田さんの顔が浮かぶ。
早速、「横浜づくり(690円)」と一緒に・・・いただきます!
まず、初めて口にした「横浜づくり」のフルーティな味わいに驚かされる。味は濃厚なのだが、ビール独特の苦みはほとんど感じない。ヨーロッパのクラフトビールを飲んでいるような気分だ。
一番搾り(左)に比べ、液色も味わいも濃厚な「横浜づくり」
そして、それと一緒に味わう「ナポリタンピザ」も、厚めの生地に負けない、濃厚な味わいのナポリタンの存在感がスゴイ! 表面にオープンで焼いたときにできた「おこげ」のような部分があったりして、それがまた美味しいのだ。ちょっぴり甘めのケチャップで味付けされたナポリタンと、「横浜づくり」のフルーティな味わいがこれほどマッチするものだとは! どちらも濃厚な味なのに、決して邪魔することなく、お互いの味を引き出している。
「横浜づくり」は第1回目の入荷が5月まで。第2回目の入荷は7月の予定だ
もちろん「一番搾り」とともに味わう「ナポリタンピザ」も美味しい。でも、やはりここは一度「横浜づくり」と一緒に食べてみて欲しい。“マリアージュ”ってこういうことなんだろうな・・・きっと、そう感じるはずだ。
意外なマリアージュを発見!? 編集部スタッフ総出で飲み比べ!
キリンシティで「横浜づくり」と「ナポリタン」の相性の良さを確認したが、家で飲むならほかにはどんな料理が合うのだろう、ということで、思いつくまま“横浜ならではの味”を集めてみた。
崎陽軒の「昔ながらのシウマイ(6個/280円)」と「シウマイまん(500円)」
中華街代表、江戸清の「ブタまん(500円)」と「角煮まん(500円)」
横濱文明堂「I☆YOKOHAMA三笠山(200円)」、一口羊羹(小倉・黒糖・本煉)各162円
「洋菓子も欲しい!」と不二家でケーキ2種&「ペコちゃんのほっぺ(108円)」も購入
濃厚な「横浜づくり」なら、羊羹やどら焼きのような甘味の強いものとも相性が良さそうな気がする。
「横浜づくり」と飲み比べ用の「一番搾り」もスタンバイOK!
まずは、崎陽軒&江戸清といったオーソドックスな「おつまみ」系から試してみる。
角煮まんを片手に、またまたひたすら飲む!
崎陽軒の場合「シウマイまん」より「シウマイ」、江戸清の場合は「ブタまん」より「角煮まん」といったように、やはり「濃く、ハッキリした味」の料理の方が「横浜づくり」には合うようだ。
特に甘辛の「角煮まん」は、全員が「納得!」の相性の良さだった。
「シウマイまんはちょっとあっさりしすぎているかも・・・」(関本談)
途中から、編集部・松山(左)と小島、そして山岸も飛び入り参加!
そしていよいよ「甘いモノ」シリーズに突入する。
「I☆YOKOHAMA」の刻印もかわいい三笠山や、羊羹との相性は・・・
結果、意外にも最も人気が高かったのが「羊羹」だ。特に「黒糖」の羊羹は濃厚な甘さが「横浜づくり」のフルーティな味わいにピッタリ。編集部・松山も「想像以上!」と絶賛したほどの相性の良さだ。
「北海道なめらか3種チーズパイ(350円)」や「三角ショートケーキ(400円)」も登場
そして洋菓子だが、こちらはカスタードや生クリームよりは、チーズケーキの方が断然「合う!」と感じた。濃厚なチーズと一緒に合わせていると、「横浜づくり」のフルーティな香りがワインのように感じられるから不思議だ。
濃厚な味に負けない華やかな香りこそ「横浜づくり」の魅力だと感じた
「濃い味の料理なら何でも合うはずなので、ぜひいろいろ試してみてください!」――醸造長の岡田さんのそんな言葉どおり、料理もスイーツも、やはり“濃厚な味”であるほど、相性の良さを感じさせた「横浜づくり」。
きっと焼鳥なら「塩」ではなく「タレ」、それも卵黄が添えられたつくねに合わせたら最高なんだろうなぁ・・・想像は膨らむばかりだ。期間限定の「横浜づくり」は7月で販売終了となる。それまでに、ナポリタン以上の「ピッタリの味」を見つけてみたいと思う。
取材を終えて
「どんな味なのかな?」から始まって、ナポリタンとの抜群の相性の良さに衝撃を受け、そして「こんな料理に合うなんて!」との驚き――最初から最後までワクワクしっぱなしの取材だった。
キリンシティ関内店の「HAPPY HOUR」システムにもだいぶ血が騒いだ
醸造長・岡田さんの「味づくり」に関する貴重なお話が聞けたこと、そして、キリンシティの2014(平成26)年度「ビール注ぎグランプリ」優勝者でもある竹永さんが入れてくださったビールがまぁ、本当にびっくりするような美味しさだったこと・・・。
竹永さんに注いでいただいたビールは、もう“泡の質”が全く違うのだ
ビールの“奥深さ”を再認識したように思う。
―終わり―
取材協力
キリンビール横浜工場
http://www.kirin.co.jp/entertainment/factory/yokohama/
キリンシティ
http://www.kirincity.co.jp/
永田OLさん
2016年06月21日 14時20分
近所のスーパーには横浜づくりと東京づくりが売っているので、飲み比べてみました。アルコール度数が横浜づくりの方が高いせいもありますが、東京づくりが物足りなく感じるほどに横浜づくりの方が濃いと感じました。ナポリタンにしろ中華料理にしろ、濃厚なグルメが多い横浜ですから、それに負けないビールを、というコンセプトにはマッチした味だと思います。限定醸造が終了するまでは飲み続けるつもりです。(シールで47都道府県版を当てたいという目的もありますが。) 個人的には、「濱きりん」に復活してもらいたいです。
いぬの鼻毛さん
2016年06月13日 18時41分
一番搾りって発売当初は麦芽100%じゃなかったけど、途中で麦芽100%に変更になったんですよね。駅の売店で買うときはアサヒやサントリーはかわずに一番絞りを買いますが時々エビスに浮気したりします。今キリンのフラッグシップは一番搾りだと思いますが、この銘柄をプレミアムビールと認識している消費者はいないと思います。キリンはサントリーのプレミアムモルツやサッポロのエビスのようなプレミアムビールのブランド化に失敗続きのような気がします。個人的にはグランドキリンのあの苦味が好きで缶ビールで発売してくれればと思っていますが万人受けする味じゃないのでしょうか。ビールを飲まなくなったといわれる若者にこびるビール作りをする必要はないのでどんどん苦いビールを作ってください。
ホトリコさん
2016年06月11日 20時19分
ビールから町田市を神奈川県化(?)計画が始まるのでしょうか?良いと思う!