『横浜駅西口美化プロジェクト』とは

　
お話を伺うのは横浜JC情報戦略委員会の野路尚弘（のじ・なおひろ）委員長と本間朗（ほんま・あきら）幹事。

　

　みなとみらいＦ1計画でもお世話になった野路委員長（右）と本間幹事

「『横浜駅西口美化プロジェクト』とは、ハマ・マナステーション周辺の生垣にお花のプランターを設置し美化を行い、ポイ捨てしにくい環境づくりとマナーを守れない方に、“ポイ捨てしにくい”という意識をまずもっていただくための、社会実験の側面を持つプロジェクトです。9月1日から10月31日までの2ヶ月間だけではありますが、環境改善に対して市民が主導となる運動を行う事が大切であると考えています」と野路委員長。

　

　実際の設置イメージ

本プロジェクトは野路委員長が西口を通ったときに、ふと「喫煙所周辺が汚い」と感じたところからスタートしたという。こまめな清掃を行っているにもかかわらずゴミが捨てられ続けている現状、喫煙者の良心に訴え、意識の改善を進めていきたいと考え、2016年3月から本プロジェクトが始動したそうだ。

「周辺の管轄各所から今ある生垣を伐採したり土を盛ったりするのはNGと言われたのですが、現状回復ができるならOKと許可が出たので、持ち運びがしやすいプランターでの設置に決定しました。花の費用についてはサカタのタネさんにご協力いただき、花の種類や植える本数、設置位置などもサカタのタネさんが主導となって進めていただきました」

　

　AゾーンからCゾーンにプランターを配置する予定

花の種類は熱に強く素人でも管理しやすいものということで、サカタのタネが育成した「ジニア・プロフュージョン」と「ペンタス」の2種に決定。事前に横浜JCのFacebookページにて本プロジェクトへの「いいね！」を募集し、「いいね！」の数に合わせたお花をプランター40個に集約。2016年9月1日（木）午前9時ごろから、ハマ・マナステーションの両脇に並べる予定だ。

プランター設置後は横浜JCのメンバーを中心に、社会福祉法人横浜市西区社会福祉協議会のボランティアの皆さんとともに水やりなどの整備を行う。

　

　秋に咲きほこるペンタス（フリー画像より）

「今回は素人が維持管理と検証をしっかり行える期間ということで2ヶ月間限定となりますが、この結果をぜひ次に繋げていきたい」とお二人は話してくれた。

また期間終了後の花も生かすため、近隣の幼稚園への引き渡しを予定しているが、一般の方への引き渡しも考えているとのこと。ご興味がある方は記事末尾の詳細をご覧ください。

取材を終えて

　
9月1日から始まる『横浜駅西口美化プロジェクト』。今回は横浜JCが主導のプロジェクトとなるが、今後はハマ・マナステーションを擁する西区としてはどのように対処してくのだろうか。

西区役所の区政推進課は「市民の方からも指摘の声があり、横浜駅西口振興協議会・周辺関係者の皆さまと数年前から協議を重ねています。今回のプロジェクトの結果もひとつの参考にしながら、今後も引き続き、周辺の皆さまとハマ・マナステーションの検討を行っていきたいと考えています。路上喫煙者については横浜市資源循環局による指導等を続けていく予定です」と話す。

　

　清掃が安全性も高める

「横浜JCの取り組みと合わせ、相鉄改札口前の地下鉄出入り口横へ緑化フェアのカウントダウンボードや花壇を設置し、環境改善へ努めます。また、ハマ・マナステーションは定員12名となっており、施設も古くなっているので施設の大きさも含め、ハマ・マナステーションの検討を行っていきたい」とのことだ。

『横浜駅西口美化プロジェクト』という社会実験により、横浜駅西口の喫煙環境及び今後の変化が図れるのか？　はまれぽのFacebookページにて追って取材を行っていく。

　　
―終わり―
　

〈取材協力〉

横浜駅西口振興協議会
公式サイト／http://www.yokohamanishiguchi-jan.com/

一般社団法人横浜青年会議所
公式サイト／http://www.yokohama-jc.or.jp/
Facebook／http://www.facebook.com/yokohama.jc/

※『横浜駅西口美化プロジェクト』終了後のお花の引き渡しにご興味ある方は
a_honma@l-i-s.jp
までご連絡ください。

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