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武蔵小杉駅の朝の混雑は現在どんな状況? その原因と対策は?

ココがキニナル!

朝のピーク時の武蔵小杉駅は混雑がすごいらしい。その原因と混雑緩和の改善策はあるの?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

特にJR側の乗降客が増加しつつある。JR新南口の改良やオフピーク通勤の試みがなされている。

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ライター:はまれぽ編集部

憧れの街で何が?
 
今や首都圏の「住みたい街ランキング」のランキング上位の常連となった街、武蔵小杉。しかし、その反面、過密や混雑がこの街の課題となっている。
 


駅の目と鼻の先に、摩天楼のごとくマンションが林立

 
2016(平成28)年ごろから、JR武蔵小杉駅の通勤時間帯の混雑が社会問題として報じられるようになってきた。

特に深刻と伝えられたのは、2010(平成22)年に開業した横須賀線・湘南新宿ラインが発着するホーム。同ホームに直結する新南口では朝の通勤時間帯に、改札に通勤客の長蛇の列ができるほどに混雑が悪化している模様。

また、列車の混雑率も南武線武蔵中原~武蔵小杉間で188%、横須賀線武蔵小杉~西大井間で191%(2016年)と、それぞれ首都圏のJR線でワースト3位と2位を記録している。

2018(平成30)年3月現在、JR東日本は混雑解消のため、新南口への臨時改札口の新設と南武線立川方面ホームの拡幅工事に着手しており、2018年春の供用開始を目指している。
 


新南口(右)に向かい合う形で臨時改札口とホームへのエスカレーターの増設工事中

 
通勤時間帯の混雑は幾分緩和される見通しだが、実際のところどのような状況なのか。この改良工事以外に改善計画はあるのか。現地での調査と取材の結果をお届けする。
 
 
 
武蔵小杉の朝を見てみる
 
取材は、JR南武線と横須賀線の中間に立地する東急電鉄武蔵小杉駅から。
 


東急武蔵小杉駅正面口(緑丸)からJR横須賀線新南口(青丸)へ歩いてみる
 

2018年3月、ラッシュアワー真っただ中の午前8時台。当駅を通る東横線と目黒線のすべての列車が停車するターミナルなだけに、やはり人の動きは慌ただしい。東急線で渋谷・目黒方面に向かう乗客も多いが、東急正面口からJR武蔵小杉駅方面に向かう人波も大きい。
 


東急線への乗車客と同じくらい、JR方面へ降りてくる人も多い


東急正面口を出て右手側に目をやると、タワーマンションや商業施設が入居する高層ビルが林立している。そしてビルの間、整然と整備された歩道をスーツ姿の人々が東側、横須賀線ホームに近い新南口付近を目指して歩いていく。
 


大勢の人が新南口を目指していた

 
人の流れに沿ってJRの新南口へ。一時期報じられていたような行列はできていなかったが、2台しか開いていない入場用の改札口では人の流れが滞り気味になっており、乗降客数に比べて手狭なのは確かなようだ。

 

行列こそないが、人の流れは絶えない

 
少し新南口周辺にとどまり、駅利用者にラッシュ時間帯の混み具合について話を聞いた。

武蔵小杉周辺に勤めるタケダさんによれば、「午前7時30分~午前8時30分くらいが一番混む時間帯ですね。最近は改札に行列が出来ることはなくなったけど、ダイヤが乱れると長蛇の列が出来たりします」とのこと。駅や列車の混雑については、「ほかの路線と比べて特段ひどくなったとは思わない」とコメントをいただいた。

また、バスターミナル近くの喫煙スペースで一息ついていたナカイさんからも混雑については同様の回答をいただき、今後については、「混雑が緩和されるならそれに越したことはないですね」とのこと。

日常的に武蔵小杉駅を利用する皆さんは、ラッシュ時の混雑に慣れつつあるようだ。前述のJRによる改良工事が2018年春に完了すれば、さらに使いやすくなることが予想されるが、そのほかに混雑対策は計画されているのだろうか。